人とは違う自分スタイルの住まいを希望したYさん夫妻。『バルハウス』の宮下さんと一緒に打ち合わせを密に重ね、個性ゆたかな古民家カフェスタイルの住まいが完成した。室内の床にはオークの無垢材、壁には珪藻土を使用。温かみのある木の感触が素足に心地よく、珪藻土が調湿性と消臭性を発揮して、室内に清々しい空気感が広がる。リビングは古民家スタイルを意識して、昔ながらの竿縁天井に。また、対面キッチンには垂れ壁の代わりにアイアンの枠にガラスを貼ったパーティションを採用。さらに、リビング階段にはオリジナルデザインのR型のアイアン階段を採用。アイアンの無機質な素材感とRの優美な曲線が和の空間にマッチして、懐かしさのなかに斬新さを感じさせる。リビングの奥にはご主人の音楽ルームもあり、広々として開放的。「子どもたちが大きくなったら、一緒に演奏を楽しむのが夢です」と夫妻。古民家カフェのように居心地の良い空間に、家族の生演奏が響き渡る日が楽しみだ。