木の風合いが清々しいキッチンカウンター。背面の収納は、中身が見えにくい半透明の引き戸にして、リビングからの視野に生活感が入らないようひと工夫をプラス

伝統的な和の佇まいを踏襲しつつ、新しさをさりげなく融合させたデザインのH邸。外壁に採用した焼杉が個性を放ちながらも、違和感なく景観になじんでいる。杉板は、表面を焼くことで腐食しにくく、耐久性も高まるため、メンテナンスフリーでランニングコスト削減にも貢献

窓を最小限にした表の顔と一変し、LDKは明るく開放的。大窓を開け放てば、広いウッドデッキとひと続きのオープンな空間に。家の裏側に配したウッドデッキをぐるりと囲むコの字型の間取りで、プライバシーを確保。カーテンも不要で、人目を気にせずのびのびと過ごせる

プライベート感を満喫できるウッドデッキは、セカンドリビングに、子どもの遊び場にと大活躍。家の中心に配され、日中の光と風をたっぷりと室内に招き入れる役目も担う

深い軒が、夏の強い日差しや雨風から家族を守ってくれる玄関ポーチ。モルタルに小石を敷き詰めて、レトロな和の雰囲気を演出している

リビングとフラットにつながる畳コーナー。キッチンから目が届く場所で、子どものお昼寝スペースにも最適

天井まで届く高さに設えた、大容量の玄関収納。コートなどを掛けられるハンガークロークも造作した。将来は子どものランドセルや学用品置き場としても活躍しそう

重厚感と趣を醸す大きな玄関扉は、蔵戸をリメイクした市販品。ご主人が気に入り、持ち込みで施工してもらったそう。玄関のたたきも、ポーチと同様に小石を敷き詰めた

キッチンのバックヤードは半透明のアクリルで開閉でき、生活感を出さないように工夫した。不意の来客があってもサッと隠せて便利

キッチンの背面収納には半透明の引き戸を取り付け、来客時は閉めるだけでサッと隠せる仕様に

キッチンの背面収納は大容量かつ半透明扉で見た目もすっきり

半透明の引き戸でダイニングと仕切った状態のリビング。スペースの真ん中にはさらに引き戸があり、リビング内を2部屋に仕切ることも可能

リビングから丸見えになってしまうキッチン背面を隠したいという奥さまの希望で、半透明のポリカーボネートの引き戸を取り付けた。キッチン仕事の間は開放にして、必要なものにサッとアクセス

リビングからカウンター越しに目に入るキッチン背面のカップボードは、半透明の引き戸のものを選び圧迫感のない隠す収納に

階段の上り下りはリビングを抜けて。圧迫感のない半透明のポリカーボネートの引き戸を付けて、冷暖房効率に配慮

キッチンの背面には、古い桟橋で使われていた古材を採用。アンティークな風合いをプラスしたことで、いっそう味わい深い空間に仕上がった

家族の様子を見渡せる場所にキッチンを配置。不意の来客時でも食器棚をサッと隠せるよう半透明の引き戸を採用。引き戸の奥はガラス張りで光も取り込める

夫婦で仲良くキッチンに立つこともしばしば。バックヤードのカップボードを引き戸で隠すことで、生活感を出さないように工夫した