圧倒的な開放感と無垢オークのぬくもりに満ちたLDK。アイアンの手すりとアンティーク加工が施された梁がアクセント。照明や時計などのインテリアは「La Chouette Fuji」で選んだ

テーマカラーが印象的な造作カウンターに、白いタイルと木目を残すように塗られた天井を組み合わせ、同社ならではのキッチンが完成。パントリーと水回りも近くに配置され、家事ラクを叶えている

希望したリビングイン階段。テレビ背後のヘリンボーンは同社の施工例を参考に

子ども部屋と寝室のあいだに設けられたフリースペースは、ままごとをしたり、絵本を広げたりと用途いろいろ。家族の自然な交差が生まれ、吹き抜けを通してキッチンの奥さまにも声と気配が届く。室内の物干し場としても機能

洗面台は鏡を含め造作。個性的なタイルやボウルもマッチする

家で仕事ができるよう、ネイルルームを希望した奥さま。敷地内に独立した小屋を建てることも検討したが、最終的には建物の一部にスペースを設けることに。デッキ部分に出入口を用意し、生活空間を経由しなくても済むよう計画

キャンプやシュノーケリングのグッズもたっぷり収納

安心感と明るさを放つアメリカンスタイルの外観。同社と相談しながら庭に手を加えていく予定

LDKの床は表面にスクラッチ加工を施したオリジナルのオーク無垢材。ヨーロッパで使われる古材のように使い込んだ風合いの加工を施しているため、劣化に強くキズも目立ちにくい。そして何より足触りが気持ちがいい

吹き抜けの開放感と無垢オークが放つぬくもりをアイアンの階段が引き締める。造作テレビ台の背後に斜めに張られたタモは、1枚ごとアンティーク加工を施してからヘリンボーン調にすることで、より本格的な雰囲気を演出できるようにこだわったもの。視線を落ち着かせつつ、空間のアクセントになっている。

キッチンの天井は白く塗り、穏やかに役割を分けつつ、海沿いのカフェのような雰囲気を演出。このあたりのセンスとバランスに豊富な経験が感じられる。ダイニングテーブルはオリジナル。同社が運営するインテリアショップ『La Chouette Fuji』で気に入ったイスをあわせた

ヘリンボーンスタイルに張られた深いブルーのタイルをはじめ、キッチンカウンターのモールディングや「La Chouette Fuji」で気に入った照明により、エレガントなキッチンに仕上がった。窓際の造作カウンターは将来の宿題用に。右手には容量も使い勝手も大満足のパントリーが備えられている

白を基調とした空間にアイアンの手すりが映え、縦の広がりが圧倒的な開放感をもたらすリビング。上質で洗練された空間は、いつまでも佇んでいたくなるような美しさと快適さに満ちている

リビングの床の無垢オークは足触りのいいスクラッチ加工が施されたオリジナル。カラーは5色から選べるが、Y邸ではクリアをチョイス。天井には風合いのある化粧梁をあしらった

木のぬくもりに満ちたLDK。大きな窓、天井から外の軒までつながるレッドシダーが空間をより広く、開放的に見せる。オーク材の床の経年変化も楽しみ

素朴なぬくもりに包まれた寝室。小さなロフトは、構造上必要な柱や梁、アクセントになる格子などにもエイジング加工を施し、細部にまで「ラフェルム」の世界観を表現している

北側に位置する玄関ポーチだが、格子から光が差し込むことで十分明るい。独特のけずり跡が残る日本古来の伝統技術「なぐり加工」を施した玄関扉、アイアンの手すりがついたベンチなど、こだわりが光る

LDKの床はアンティークオーク。珪藻土の塗り壁との相乗効果で、やさしくぬくもりのある空間に。テレビ台は設計段階から置く位置を決めて造作。ダイニングの壁には友人の作家さんの手作りというアンティーク風のアイアン格子をはめ込んだ