1階南側のLDK。壁は無機質な表情がかっこいいモルタル仕上げ。暗くならないよう、天井のグレーチングから光を招き入れている。キッチンとスタディコーナーを壁付けにして、空間を広く使えるようにした

静岡市葵区の中心からほど近い、交通量の多い通り沿い。間口わずか2,730mmの超狭小地に建てたK邸。奥行きは約22mと細長く、1階の北側は鍼灸院、中庭と廊下を挟んで南側がLDKと玄関になっている

鍼灸院の店内には明るめの無垢材を使い、住居とメリハリをつけた。手前は書斎に

2階の廊下スペース

デザインと機能性を両立した、サンワカンパニーのステンレスキッチン。見せる収納がおしゃれ

階段もモルタル仕上げで、家全体に統一感が生まれた。幅広の踏み板は安全で昇降もラクラク

1階に光を届けるため、2階の廊下部分にグレーチングを採用。視線も抜けるので、圧迫感を軽減できる

料理好きな奥さまのこだわりで、火力も強く多彩なメニューに対応可能なガスオーブンを設置

玄関はモルタル仕上げにして無機質な雰囲気に

LDKと並んで南側に設けた寝室。モルタル仕上げの壁に囲まれた、シンプルで落ち着ける空間

モルタル仕上げがかっこいいグラフテクトのキッチン。セパレート型にしたことで作業スペースが広く取れ、大人が数人入ってもラクラク

玄関を入ってすぐの場所に設けた手洗いカウンター。無機質なモルタルとタイル仕上げでニュアンスを出した

シャープなフォルムと正面に窓がない外観が、住まい手のセンスを伝える。近づくと、リシン吹付け仕上げが生む表情によりやわらかな印象に

柔らかい光の反射は塗り壁ならでは。石とモルタルに囲まれた無機質なリビングに、ファブリックであたたかみをプラス

O邸の照明はほとんどが壁付け。塗り壁のような表情の壁紙にやわらかな光が広がっている

玄関ホールは、スケルトン階段と吹き抜けから明るい光が注ぐから1日中明るい場所。直線的な空間デザインと、モルタル仕上げの土間と階段のアイアン素材の組み合わせがかっこいい

平屋と総2階を組み合わせたような形状の建物は、外壁に幅広のガルバリウム降板を使っている。デッキ周りだけ白い塗り壁仕上げにし、軒天にはレッドシダーを組み合わせることですっきりとした印象ながらかっこいい仕上げとなっている

黒いモルタル仕上げの壁とブリック風のサイディングを組み合わせた外壁がニューヨークの街並みを思わせる外観