静岡県東部
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「今日はこんなことがあったよ!」優しい木の香りとともに心地よい風が通り抜ける軒下で親子が楽しそうに話す。家族の小さな主役は、家の中を走り回ったり、紙飛行機を折ったり、自信作の絵を見せたりと元気いっぱい。奥さまはキッチンでお茶をいれながらその姿をやさしく見守る。おやつの時間は外でバイクのメンテナンスをしていたご主人も一緒に。天気がいい日にはバルコニーに出てみるのも楽しみの1つ。「ハーブが大きくなってきたね」青空の下、そんな会話をかわす家族の時間が今日もゆっくりと流れている。
子どもが大きくなり、アパートで足音や生活音が下に響いてないかと心配に。窮屈させることなく、のびのびと育って欲しいという思いで新築を決意。建てるなら、健康にいいと聞く自然素材の家をと思っていた中、『ひのきの家』のモデルハウスを知り、訪れた。家に入った瞬間の香りと肌触りに感動し、「こんな家に住みたい」と夫婦の意見が一致したそう。予算が心配だったが、この機会に助成金なども勉強。理想の住まいを手に入れることができた。
大屋根の外観デザインが特徴。屋根の中央が空いている部分は、バルコニースペース。プライバシーを確保しながら、家庭菜園やBBQ、プールなどを楽しめる。「小学校の床みたいでしょ?」とご主人が指さすのはウッドデッキ。経年変化で艶を帯びたひのきの古材が、モダンな家のデザインを崩すことなく溶け込む。味のある色あいと、優しい肌ざわりが心地良い。日本の歴史ある寺院にも使われ、時間が経つにつれて味わいと強度を増していく「最高の木材」でつくられた住まいは、永く住みついでいくことができ安心感に満たされている。
優しい木の香りとともに心地よい風が通り抜ける軒下で親子が楽しそうに話す
キッチンの棚のスペースを広めに。どこに何があるか一目で分かる
「今日は外でおやつを食べようか!」とご主人の提案
「上手にかけたよ!」と奥さまの方を自信げに振りかえる
集中した様子で紙飛行機を折る。いったいいくつ作るのかな
壁に取り付けられたオリジナルランプが暖かく照らす
外からの目線を気にすることなく、屋外で家族の時間が過ごせる
平屋のようにも見える独創的な外観。長くせり出した軒が夏の日光をさえぎり、冬は室内の奥まで光を届けるパッシブデザインを採用。ソーラーパネルで省エネライフも実現。
(株)好文堂代表取締役。早大卒業後、リクルート、浜松百撰を経て2007年独立。住宅、スポーツ、企業紹介、学校案内、人物インタビューを得意とする。著書「失敗しない家づくりの法則」。静岡コピーライターズクラブ(SCC)会員。