建具や欄間はＯさん自身が加藤さんに相談しながらネットで入手

単に古い建具を取り入れるのではなく、自然素材のあたたかみや空間の大らかさに違和感なく溶け込んでいることがポイント。インテリア性の高いキッチンとの調和も見事に図られている。床は35mmの厚みをもつ幅広のスギ、壁や天井は調湿・消臭作用のあるホタテパウダーの塗り壁。7年ほどが経過し、アンティークのダイニングテーブルがさらにマッチする空間へと味わいを深めている

周囲の環境を活かした設計がなされている。デッキと庭が広さ、豊かさを演出

深い庇、古材の柱、趣きある蔵戸と同社らしい仕上がりの玄関。キャンプ用品を収納する奥のガレージは室内からも出入り可能。外構は庭師であるご主人のお兄さまの手による

懐かしさにほどよいモダンさが溶け込む玄関。背後には来客用の動線も用意。左手の扉を開けると一面の靴収納になっており、家族４人分の靴を悠々と収納できる

手洗いコーナーにはモザイクタイルを採用。1階はトイレまで古い建具で統一

洗濯物が干せるよう2階ホールは広めに。アイアンの手すりがアクセント

リビングからフラットに続くウッドデッキは子どもたちの遊び場に大活躍。ご主人の友人を招いてBBQをすることもあるそう

大窓越しに光が回り込むOさんの部屋

雑誌で⾒つけたトイレの設えが気に⼊って設計⼠に相談したというTさん。相談した空間そのままのイメージを形にしてくれたことが、⾃由設計の醍醐味を感じられたときだったのだそう

キッチンと一体化したダイニングテーブルを造作。リビングとの境界に施主さん支給のアンティークガラスで造作した欄間を取り入れた

埃や結露が気になるからカーテンはつけず、すべて障子にした。建具は造作。O邸だけの１点モノ

大工さん手づくりのオンリーワンの建具のあふれるLDK

リビングの欄間は奥さまが、炬燵テーブルはご主人の手作り。建具は築100年の祖母の家の引き戸を再利用

インテリアコーディネートまで一貫して頼れるのが「ミネルベース」の強み。コーディネートセンスも抜群で、建てた後でも施主さんは大内さんに相談するそう

土地探しから片山さんが相談に乗ってくれた。小屋裏に収納を用意

2階の寝室からもダイニングを見下ろせる。建築中、大工さんと相談しながら開口位置を決めた

寝室の一角に設けたご主人の書斎。「工事期間に櫻井さんにダメモトで相談したら、つくってもらえました」と笑顔