リビングや玄関の視覚的な広がりをもたらし、帰宅した家族の様子も確認できるガラスの壁面。ふたつの空間をつなぐシェルフのデザインも斬新だ

シンプルでスタイリッシュなデザインながら、木のぬくもりが感じられるリビング。素材や色を意識した床材の使い分けで自然なゾーニングを実現

ダイニング隣の空間は小上がりのフリースペース。家族の思い出や節句人形を飾れる棚と、たっぷりの収納も

庭もリビングの一部と捉えたプランニング。ベンチシートのある窓枠がフレームとなって、風景と空間の一体感を演出。庭には子どもが安心して遊べる砂場も用意

庭に面した窓辺には、無垢材のベンチを造作。座面の下は収納スペース。サイドに設けた棚には互い違いに穴をあけ、愛猫が遊べるキャットタワーに

玄関ホールからリビングを抜けて2階へと上がる、ユニークな配置の階段。デザイン的な空間のアクセントと、帰宅した家族が必ずリビングを通るという安心感を満たす

2階ホールは、将来子どもが一緒に勉強できるスタディルーム兼家族のプライベートリビング。寝室ドアのキャットスルーで愛猫も自由に出入り可能

小上がりのフリースペースから中庭へ。大きな窓で採光も十分

吹抜けの勾配天井が開放感をもたらすリビング。リビングの床を低くしたことで、縦空間にいっそう広がりが感じられる。大きな固定窓からモンキールームをのぞくと、かわいい猿たちの様子をいつでも眺められる。モンキールームの周りのグレーの壁は塗り壁仕上げ

吹抜けの勾配天井が圧倒的な開放感をもたらすLDK。2階の廊下のアイアンの手すりや黒いアクセントクロスで、クールで男前な雰囲気を演出。壁面にはスタディコーナーを設けてあり、キッチンから子どもが勉強する様子を見守れる

LDKは大きな窓を通じてデッキや庭とつながり、実際の広さ以上の開放感がもたらされている。全体のトーンは白をベースに、リラックスして過ごせる雰囲気に。家族を見渡せる対面キッチンは奥さまの要望で、廊下側の壁にはめられたガラスブロックからは帰宅や階段の上り下りの様子がさりげなく運ばれる。右奥にはカウンターを備えた畳コーナー。鈴木さんの提案でキッチンの回りを周遊できるようにしたことで、利便性がぐっと高まった。キッチンの壁のニッチにコンセントが設置されるなど、細かな希望まで形になった