一見すると家の入口がわからないほどスタイリッシュで独創的なデザインのT邸。真ん中のブロックから玄関に入ると、左右に広がる廊下があり、その先には子供部屋がある。そして玄関正面の扉を開けると渡り廊下になっていて、その左右には中庭が配置されているという斬新な間取りだ。さらにその先には開放感のあるリビングが広がる。このように個性的な間取りでありながら、実際には動線がよく考えられており、非常に暮らしやすいように設計されている。キッチンからはリビングも中庭もよく見渡せるため、奥さまは家事をしながら子どもの様子を見守ることができる。洗濯物は室内干しメインなので、ランドリールームを設け、室内で干したり畳んだりできる仕様に。窓を開ければ外からの視線を遮る中庭があるため、外干しも可能だ。衣類の収納は隣接するファミリークローゼットへとスムーズに移動できる動線も確保されている。さらにリビングにはゲストから見えない位置にマグネットボードを設置し、生活感が出やすい学校からのお便りなどを貼るスペースを設けた。こんな奥さまがご機嫌でいられる動線の良い家で育つ子どもたちは、のびのびと成長していくに違いない。