天井は無垢板、壁はスイス漆喰で仕上げた玄関。外から帰宅すると、夏はひんやり、冬は暖かく感じるという

天然木の飾り梁が目を惹く約20畳のリビングダイニングで、奥さまは森のオカリナと呼ばれる木の笛、ご主人はギターを演奏。共通の趣味の音楽を楽しんでいる。リビングクロークのおかげで、趣味のモノが多くても部屋が片付く

隣が広大な田園で景色はいいものの、夏場はジメジメしていたというS邸。スイス漆喰を取り入れることで湿気の悩みを解消。また断熱材にもこだわって気密性と断熱性を高めた

リビングとつながるクロークは秘密基地のような場所

書斎には、ご主人が収集したガムの包み紙コレクションや昭和の玩具などがズラリと並ぶ

キッチンは、これまでの暮らしで使い慣れていた壁付けタイプをセレクト。短い動線で家事ができるようにキッチンボードやテーブルを配置した

中には造り付けの棚があり、さまざまなサイズのものを収納できる

書斎横の和室は、奥さまがフラダンスを練習するスペース。子どもたちが帰省した際には、客間として利用できる

夏はひんやり感が心地よかった土間リビング。冬は家中がじんわりと暖かく、「断熱性の高さを実感しています」と奥さま

空気の軽さを感じる玄関ホール。外から帰ってきてドアを開けた瞬間、夏のモワッと感がなく、冬のひんやり感もない。収納も充実

冬でも足元がひんやりとせず、ぬくもりを感じる無垢床が魅力のI邸。階段の踏み板も、床と同じ無垢のオークにした

昔懐かしい土間玄関。夏はひんやりと涼しく、冬はほんのりと暖かい。自転車も入るほど収納力があり、フルタイムで働く奥さまの負担を軽減する

国産ヒノキの無垢床は、足触りがやわらかく、冬でもひんやりしない。S邸では天井もヒノキに。壁は、調湿や消臭機能がある天然成分100%の漆喰をセレクト。断熱にもこだわったので、夏は涼しく、冬は暖かく、エアコンの効きも良いそう

床、壁、天井まで無垢材を貼ったトイレは、夏涼しく、冬は暖かいのでリラックスできる

リビング部分が勾配天井になっているため、面積以上の広さを感じる。無垢の床は冬もひんやりせず、自然素材の家の温かさを実感

風の通りと光を計算したパッシブデザインで夏は涼しく、冬暖かい

洗面背部に貼ったエコカラットは、水に強く、湿気や匂いを吸収する。床暖房完備のタイル床は、冬暖かく、夏はひんやりと冷たい。庭からの出入りもしやすい間取りとなっている

緩やかなスロープから続く玄関は、段差のないフラットなデザインが便利。床のすべてに地熱床システムが採用され、夏はひんやり涼しく、冬は床暖房のおかげでじんわり暖かい