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階段のアイアンの太さやピッチも。白、黒、グレーのバランスも。それから家具に家電、タオルや洗濯ピンチなどのアイテムまでも。「気に入ったものしか使いたくないし、目にはいるのは好きなものだけにしたい」。奥さまのそんな要望が行き渡った空間は、普遍的な心地よさをたたえている。
Aさん夫妻は住宅会社選びで、デザイン性を全面に打ち出している他社と、子育て世代の家づくりに定評のある『HAPPY HOUSE』を候補として話を進めていった。『HAPPY HOUSE』を選んだ決め手は、自由度とコスパの高さ。イメージを形にすることを考えたとき、どちらが“味方として心強いか”は明白だった。「誰かに見せるための家じゃないので」と、暮らしやすさも丁寧に吟味。帰宅したご主人は家族用の玄関を抜け、そのまま脱衣室へ。隣にはファミリークローゼットがあり、洗濯〜着替えはここだけで完結する。トイレと洗面は来客の使用も想定し、プライベートスペースと分離。掃除のしやすさにも配慮が及ぶ。「利便性も妥協せずにすみました。設計士さんは大変だったと思いますけど」。そういって笑う奥さまの言葉には感謝がにじむ。
小学校からの同級生というAさん夫妻。母校の学区に土地を探し、先輩宅を手がけた地域に根づく工務店で家を建て、休日の散歩はいつも歩いた道。自分たちらしさを貫いた建物は洗練があふれているが、どこかほんのりあたたかさが漂うのは、家族や地元や仲間を愛する気持ちがさりげなく溶け込んでいるからだ。
テレビ背後にユーティリティ。機器と配線がまとめられ、いつもスッキリ。今はおもちゃや絵本が置かれているが、成長に応じて用途も変わっていく
照明やインテリアだけでなく、スイッチやコンセントも丁寧にセレクト
対面キッチンとリビング階段が家族を近づける
大きな窓と吹き抜けからはたっぷりの光
キッチンはタイルと造作棚でナチュラルな仕上がり
2階ホール。室内窓や斜めの垂れ壁など、2階も細部までこだわることができた
脱衣室には収納兼カウンターを造作。左手はファミリークローゼット。共働きの奥さまは家事効率も大切にした
斜めの入口がアクセントのシューズクロークは広さも機能性も十分。奥に進むと脱衣室につながる
玄関横の窓は藤田さんの提案。玄関に明るさをもたらしつつ、帰宅の際はあたたかな光が迎える
静かな住宅地の奥まった場所に位置。正面は開口部を減らし、デザイン性とプライバシーの確保を両立
「好きなものに囲まれて生活をしたい」という奥さま主導の家づくり。外壁素材と書斎入口の回転扉というご主人のこだわりも形に。
吉田町出身。静岡大学工学部卒業後、医療用具メーカーにて製造マシンの設計・製作に従事。ある事故をきっかけに、“うれしさの近くにある仕事”をと考え、2002年にデイクリップをスタート。