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たとえ敷地が狭くても、設計の工夫次第で、暮らしやすくて素敵な家が建てられる。N邸は、まさにそれを物語る住まいだ。約39坪の敷地に建つ2階建ての家は、延床22坪弱。「床面積が小さい分、建築費用を抑えられるので、建物の質や暮らしの質を向上できました」とNさん。室内を仕切らずオープンにしたことで、開放的で広がりのある空間が実現。どこにいても家族の気配を感じとれる。また、間取りがシンプルであるがゆえ、空間を自由にアレンジでき、どんなライフスタイルにもしっくりフィット。内装の素材には無垢の床や珪藻土などの自然素材を用い、経年変化を味わう楽しみも。駐車場と玄関ポーチ、塀によって庭と建物を周囲の視線から遠ざけ、プライバシーもしっかりと確保した。さらに、太陽熱で室内を暖める「びおソーラー」やパッシブデザインを採用し、エコ・快適・省エネを実現。小さくてものびやかな家で、家族4人が心ゆたかな暮らしを満喫している。
耐震性
許容応力度計算実施
通風・換気性
パッシブデザイン、換気システム 第三種換気
遮音性
ドア・サッシ、木製サッシ使用
開放感を損なわずに、通りからの視線を遮る設計の工夫をしています。狭さを感じさせずに、縦に・・・横に・・・視線が抜ける気持ち良さを体感でき、実際の坪数以上の広さを感じられます。また、建物内のサッシすべてに色が選べる木製サッシプロファイルウインドーを使用しています(北欧デンマークで使われている性能を日本で。気密性・断熱性に優れています)。
2階で洗濯してデッキに干す家事動線。フリールームや本棚がついた長い廊下に2つのロフト。ここにしかない間取りがワクワク感を掻き立てます。特に北デッキに上がる階段は一癖ありです。
長期優良住宅の基準を満たし、基準値以上の強さも備わっているため、末永く安心して暮らせます。また、光熱費を節約できることや、素材や設備にお金をかけられること、家中に光や風が行き渡ることなど、小さな家ならではのメリットを存分に活かした住まいです。
設計 新野 恵一さん
設計者名 | 入政建築(建築家:秋山東一監修) |
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施工社名 | 入政建築 |
敷地面積 | 127.24㎡ [38.41坪] |
延床面積 | 72.40㎡ [21.86坪](1階 36.20㎡[10.93坪]、2階 36.20㎡[10・93坪]) |
施工面積 | 103.52㎡[31.25坪] |
構造・工法 | 木造 金物工法 |
竣工 | 2015年4月 |
外部仕上げ(屋根) | ガルバリウム鋼板(立平葺き) |
外部仕上げ(外壁) | ガルバリウム鋼板、いりまさオリジナル左官壁 |
内部仕上げ(床) | カラマツ |
内部仕上げ(内壁) | 湯布珪藻土 |
内部仕上げ(天井) | 構造用合板表し、AEP塗装 |
内部仕上げ(断熱材) | ネオマフォームt63 |
内部仕上げ(柱) | レッドウッド(集成材) |
使用メーカー(バス) | LIXIL |
使用メーカー(トイレ) | TOTO |
使用メーカー(キッチン) | 造作 |
仕切りのないワンルームタイプの家なので陽光や風が家中に行き渡り、1年中快適さを実感。また、「びおソーラー」を採用したことで、冬でも室内がほんのりと暖かく感じられます。家の中が過ごしやすいと、人は活動的になれるので、子どもたちも毎日元気いっぱい遊んでいます。さらに、間取りをオープンにしたことも正解でした。おかげで、どこにいても家族の気配を感じとれると妻も喜んでいます。この3年余り、小さな家でも十分にのびのびと暮らせることを実感できたので、こうした経験をこれからの家づくりに活かしていきたいと思います。
子どもの成長につれ、アパート暮らしが手狭に感じられてきた頃、ちょうど当社でモデルハウスの建築計画が持ち上がりました。設計者として、自分が設計した家の住み心地を体感する良い機会だと考え、家族で入居することにしました。
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