濃い色調のキッチンが白い空間を引き締め、リビングダイニングとは異なる雰囲気を味わえる。キッチン収納は引き出しを中心に設けてあるので、食器や調理道具などを取り出しやすい。キッチンのすぐ横に洗面・脱衣・ランドリーがあり、短い動線で家事を効率良くこなせる

白をベースカラーに赤色のカーテンでメリハリをつけた、明るいリビングダイニング。キッチンの壁を高めにし、調理スペースが見えにくいように配慮されている。同社の家はUa値0.46、C値0.7を基準としているため、夏は涼しく冬は暖かで、省エネ性にもすぐれている

LDKは対面キッチンの手前にダイニング、その隣にリビング＋畳スペースを設けてあり、オーソドックスで生活しやすい間取りが特徴。リビングから玄関、水回り、キッチンへと１階を回遊できる動線を確保。また、家族がいつも顔を合わせられるようにリビング階段を採用した

リビングの奥には2畳分の畳コーナーを設けてあり、キッズスペースや寝転んでくつろぐコーナーとして活躍。ロールカーテンで仕切ることもできる

南側の掃出窓を天井いっぱいまで拡げ、東側にも窓を設けたことで、室内に明るい光が注ぐ。同社では、開口部の性能を高めるために、南面以外のガラスはトリプルガラス、南面は日射取得のためにペアガラスを採用している。ダイニングの東側にはスタディコーナーを設けてあり、床下エアコンをカウンターの下に上手に隠すことができた

スタディコーナーでは、奥さまが家事や子育ての合間に「おうちカフェ」気分を楽しむことも。正面の窓から外を眺めながらゆったりくつろげる

土間収納と玄関収納付きの玄関。フレンチカントリー風の白いドアを開けるとリビングにつながる

玄関ホールに面したアーチ型の垂れ壁の先には収納スペースがあり、洗面スペースとトイレ、ランドリーと脱衣室につながっていて、洗濯の家事が一か所でできる。また、玄関のそばに洗面スペースがあるので、帰宅時にすぐ手洗い・うがいができ、感染対策も万全で衛生的

キッチンカウンターは落ち着いた色調のタイルで製作。ダイニング後ろにパントリー兼食器棚の大型収納を設けた

リビングダイニングだけでなく、外の庭も見渡せるオープンキッチン。石目調のキッチン扉は夫妻のこだわり。濃い色調の天井との相性も良い

トイレの床・壁・天井はグレーで統一。異なる素材やパターンの組み合わせで変化をつけた。濃いグレーの扉の奥は、トイレットペーパーや掃除道具などを収納するスペース

白を基調に明るいトーンのフローリングを採用し、実寸よりも広々と感じられるLDK。リビングの奥のキッチンには、濃いグレーのアクセントクロスを取り入れて、空間全体を引き締めている

時間がゆっくりと流れるオール自然素材のLDK。ヒノキの床の経年変化も楽しみ。キッチンのデッドスペースを活かして本棚を造作し、食器棚の木の色を濃くしてアクセントをつけた

リビングの奥に設けたキッチンは、濃い色調のアクセントクロスと下がり天井で、カフェ風に演出。対面キッチンの腰壁は高めに設けて生活感を隠す一方、キッチンに立つと室内全体やスキップフロアの子どもの気配まで感じ取れる

キッチンの背面は冷蔵庫や電化製品、食器棚をすべて大きな扉で隠して収納。収納の内部は、奥さまの使い勝手やしまいたいものに合わせて、棚や引き出しがサイズぴったりに造作。棚はレールを付けて可動式にしたことで予算も節約