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二世帯住宅は世代の異なる二つの世帯が同居するので、価値観や考え方、ライフスタイルの相違、プライバシーの確保など、各世帯の距離感が難しく、住宅会社の提案力が試されやすい。そんな二世帯住宅において、『中山技建』が手がけたE邸は、家族間のバランスを読み、それぞれの世帯が暮らしやすいような住宅だ。
「完全分離型」「部分共有型」「完全共有型」と主に3つの選択肢があるなかでEさんが選んだのは、玄関以外は全て世帯ごとに機能がついている形の「完全分離型」。もちろんその分コストは上がるが、中山社長と相談を重ね、「仕事などで忙しい子世帯と、年齢的にもできるだけゆっくり暮らしたい親世帯、どちらにとっても適度な距離感は大事」と考えた結果だ。ベースが決まれば、各世帯ごとの導線設計は『中山技建』が得意とするところ。親世帯、子世帯ともにそれぞれの生活スタイルから、動きが最小限になるような導線を提案した。また、「メンテナンスをしなくても、長くすみ続けられるように」という要望には、緻密な構造計算や、耐久性の強い建材、構造材を用いることで対応した。
「『中山技建』さんのおかげで家族それぞれが暮らしやすい家になった。完全分離型だからと距離が遠いということはなく、子供が両親世帯のところでテレビを見たりと、程よく近い、という感じです」とEさん。中山社長も「その家族にとって、何が一番良い形かは違う。型に当てはめるのではなく、その家族にとっての一番を引き出す、我が社の強みが出せたと思う」と笑顔を見せた。