夕陽を見ながら調理できるキッチン。リビングダイニングと完全に切り離し、料理に集中できるように設計した。造作の作業台で、家族仲良くお菓子やパンをつくることもあるそう

老舗旅館のようにくつろげるリビングに家族の笑顔が弾ける。柱と梁を現しにした真壁づくりの空間は、新しさの中に懐かしさが漂う。外張り断熱のおかげで、広々とした吹き抜けを活かしながらも、家じゅうの温度が均一に保たれ、夏も冬も快適に過ごせる

自然に恵まれたロケーションを活かし、外と中のつながりを感じられるリビングを提案

「家の中にバーをつくりたい」というご主人の長年の夢が叶えられた。キッチンや冷蔵庫を備えたほか、お酒が並ぶバックバー、カウンター、スツール、照明にもこだわった

バーラウンジがある2階フリースペースは、子どもたちの遊び場としても大活躍。奥は小屋裏収納となっている

ふるさとの実家を思わせる広い土間玄関

2つの子ども部屋はあえて中庭を挟んで距離を空け、大きくなってからもプライバシーを保てるようにした

建物をコの字型に配置したことで生まれた中庭は、強風の影響も受けにくいプライベートガーデン。外からの視線を気にすることなく、BBQや子どもプール、おうちキャンプと、アウトドアを満喫することができる

奥さまとお母さまが一緒に料理できるよう、作業スペースの幅を広く設計したキッチン

キッチンの横に3姉妹の勉強カウンターを造作。奥さまは料理しながら宿題を見てあげられるし、子どもたちも安心して勉強に集中できる

リビングになるべく生活感を出さないよう、冷蔵庫や調理家電などを全部隠せる広いパントリーをつくった

パントリー付きで収納力抜群の対面キッチン。家族みんなで調理ができるように、ワークスペースも広々と確保。休日には、イタリアン料理店で調理を担当していたことのあるご主人が本格イタリアンの腕を振るう

造作パントリーでキッチンもすっきり。大容量の背面収納は、料理の盛り付けを行う作業カウンターとしても使え便利

キッチンも車椅子に乗ったままで料理できるように設計した。天井に木目のクロスを貼って、アクセントを付けた。奥のパントリーへの移動もスムーズ

キッチンをインテリアの主役にしたくなかったと、白を選んだ奥さま。子どもと一緒にパン作りやそば打ちを楽しむために、調理台と作業台を別々に。奥に見える造作のカウンターは将来的に子どものスタディコーナーになる予定

カウンターキッチンは『石牧建築』のオリジナル造作。北面の景色を見ながら料理できるよう、I型キッチンと作業台を別々に。ここからパントリー、洗面脱衣所、トイレ、浴室、寝室へと回遊できる間取りになっている。箱収納付きの階段が空間のアクセントに

吹抜けのワンフロアが気持ちいいLDK。団らんの中心には、長野県まで行き、オーナー夫妻の暮らしぶりを見て購入を決めた「イエルカ」の薪ストーブが。ピザや焼き芋はもちろん、パン、丸鷄、魚まで調理できるので、お風呂以外にガスを使わなくなったそう

奥さまの要望でキッチンとダイニングを横並びに。配膳がしやすく、料理をしながら子どもの様子を見られる。キッチン奥にも通路を確保し、洗面室に行く動線を短縮。キッチンカウンターの中やパントリーなど収納も充分取れた