収納付きの玄関。土間と外部のポーチには洗い出しを採用し、夫妻が思い描いていた和モダンな空間を演出。手すりにフックをつけてカバンをかけるなど、アイデアを凝らして暮らしを楽しんでいる

片流れの屋根とグレーの外壁がシャープな印象の外観。建物は長期優良住宅認定で、許容応力度計算も実施して、耐震等級3を確保。太陽光発電は4.15kWを搭載し、耐震等級5の断熱性能＋創電で家計にやさしい暮らしが叶う

ヒノキの床とルナ漆喰の壁、スギ板張りの天井が自然な心地よさを醸すLDK。勾配天井を採用したことで空間に広がりが感じられる。周囲の視線に配慮して開口部を設けてあり、明るさも十分に確保できた

1階廊下の突き当たりに設けた寝室は、現在ご主人の自転車のトレーニングルームとして利用

水回りコーナーは、トイレ、洗面、脱衣・浴室を一列に配置。家事だけでなくお子さまのトイレや入浴の世話も、たった数歩の直線移動でできるようにした

床面積を抑えたことで予算にも余裕が生まれ、床は傷や水汚れに強いクリの無垢材を採用。モダンなグレーの扉を用いた造作のキッチン収納も奥さまのこだわり。ロフトに上がる階段の横にはパントリーも設置。「収納は一目で何がどこにあるかわかり、必要なものをサッと取り出せるように、扉なしのオープンタイプにしました」と奥さま

ロフトはご主人のゲームコーナーと収納スペースとして利用

快適な空間で過ごす家族の団らんタイム。2階はエアコン1台でLDKから水回りまで冷気・暖気が行き渡り、夏は1階まで涼しく感じられる

玄関の廊下に設けた手洗いコーナー。床に敷いた那智黒石とモザイク石は夫妻のアイデア。DIYで和のテイストをプラスした

洗い出しの玄関土間は、黒い那智石だけを選んでシックに仕上げた。和紙を練り込んだ京聚楽（じゅらく）壁を採用するなど、伝統技術をバランスよく取り入れ、美しい和の空間を生み出している。必要に応じて手すりを取り付けられるように、壁の下地までしっかり考慮されているのがポイント