ホームページでたくさんの住宅会社の施工例を見て、奥さまのハートを射抜いたのが『TENアーキテクツ』だった。新築するなら従業員やお客さまも出入りする事務所併用住宅と決めていたので、オンとオフのメリハリがつきやすいよう、1階を事務所、2階と3階を住居に。2階のLDKは、オリジナル造作の白いキッチンを起点とした大空間で、天井のレッドシダーとグリーンのディスプレイに心が癒やされる。大開口サッシを開けると軒の深い中庭とつながり、アウトドアリビングとして過ごせる。フルタイムで働く奥さまの負担を軽減するため、子どもたちが自分で整理整頓しやすい収納を作ったり、広いランドリールームも確保。建物が密集する準防火地域ということで窓の設置方法を工夫し、光あふれ風そよぐ快適空間が生まれた。約48坪の敷地に木造3階建てを提案し、レベルの高い設計力と施工力で夫婦の夢を叶えた『TEN』。建築家とつくる家は完成度が大きく違う。