パインの集成材とアイアンで造作したダイニングテーブルは、一部を延ばしてカウンターに。シナベニヤをドイツの天然塗料livosで着色した天井も、ヴィンテージ感を盛り上げる

古びた風合いが落ち着いた大人の雰囲気を醸し出すリビング。腰かけられる高さに仕上げた小上がりには、引き出し収納に加え、畳下にも床下収納を確保して、スペースを有効活用している。また、同社では塗り壁や石張り壁を内製化しているため、手間のかかる作業や凝ったデザインもお手のものだ

隣接したガレージが眺められるFIX窓に帯なしのウッドブラインドを合わせて、さらにカッコよくコーディネート。ダイニング側へは直接ガレージに出入りできるドアを設けた

ガレージは夫婦2人のバイクが余裕で入る広さ。壁や天井はSさんの要望でOSB張りを採用した。ロフトはご主人の趣味スペース

コンテナを積み上げたような個性的なルックスの外観。ガルバリウムの屋根を建物裏側の壁に折り返したり、1階外壁のガルバリウムを裏返して横張りにしたりと、デザイナーの細かなこだわりが光る

ヘアラインの入ったステンレス天板とダークブラウンの木で製作したオーダーキッチン。カップボード扉のアンティーク風のガラスや取っ手などは自由に選んで組み合わせることが可能。サイズだけでなくデザインも自分だけのオリジナルキッチンが完成する

ランドリールームには、アイアンの配管パーツを組み合わせた物干しポールを設置。実用的で、使っていないときも絵になる

LDKから見ると造り付けの本棚。実はランドリールームにつながる隠し扉になっている

日本建築伝統の真壁づくりに癒されるLDK。柱と梁をパイン材の床よりも濃い天然塗料で仕上げたことで、アンティーク調の落ち着いた雰囲気に

LDKの床には厚さ30mmの松（パイン）の天然木を用い、自然塗料で濃い茶色に着色。太い梁が等間隔に並ぶ天井も松の板張りで。壁には珪藻土を採用。小上がりの和室はホームパーティなどの際、腰掛け代わりに使うこともできる。床下には引き出し収納を設けた

14畳の勾配天井があるリビングダイニングは、開放感たっぷりのリラクゼーション空間。パインの床と梁を自然塗料で着色し、落ち着きがあって個性的な空間が実現

土間にあるご主人の書斎コーナー。天然木×アイアンのテーブルは同社の造作家具

松（パイン）の天然木の床と、杉の天井、珪藻土の壁で構成されたLDK。アイランドキッチンの横にダイニングテーブルを一列に並べることで、配膳や片付けが便利に。キッチンのまわりをぐるりと回遊できるので、移動もスムーズにできる

リゾートホテルのラウンジを彷彿とさせる吹抜けのリビング。オブジェのように美しいスケルトンの階段がインテリアの一部に。アイアンの手すりが2階の奥まで続く。右側のアクセントウォールは外壁と同じ天然石を使用。床は塩ビタイルで仕上げてあるけれど、冬は床暖房なしでも快適に過ごせるという