二間の和室と縁側をつなげた上で、右手の奥まった場所にあったDKを移動。さらに天井を開くことで、開放的で明るいLDKが誕生した。床は無垢のクリ、壁には調湿性や殺菌作用をもつ珪藻土を採用
塗り壁にすることで、適度なモダンさとあたたかみが調和する外観に。ベランダも撤去され、軽やかな印象になった。ウッドデッキには腐りにくい処理を施した無垢を採用。内外がスムーズにつながり、プールやBBQも気軽に楽しめる
当初は天井を張る予定だったが、現しの状態でもZEH相当の断熱性をクリアできたため、構造を見せて意匠性とあたたかみを添えた
玄関からの2つの動線とキッチンを中心とする周遊性が、暮らしやすさを高める。庭とのつながりも意識して計画。キッチン部の床には水に強いフロアタイルが使用される
シンクとコンロが2列に分かれたII型キッチンを選択。レンジフードが壁につくため空間がスッキリとまとまり、家具感のあるキッチンにより統一感がもたらされる
キッチンから目が届く位置にスタディコーナーをレイアウト。緑の借景と空間の役割を穏やかに分割する造作の本棚により、宿題や読書に集中できる
タイルがアクセントの広々とした洗面台。支度で込み合う朝の時間帯もストレスフリー
【Before】以前は昔ながらの間取り。和室は使いにくく、現代的な暮らし方にはマッチしなかった
【Before】41年の歴史を感じる佇まいだった