2階・子世帯のLDKは、吹抜けのリビングとキッチンの間に段差を設けた。ラインを揃えた窓の大きさ、テレビ背面のエコカラットの量など、ディテールまでこだわった

リビングとキッチンの間に段差をつけたことで、キッチンに立つ人とソファに座った人の目線の高さが同じになり、夫婦のコミュニケーションもとりやすい。ラグジュアリーなインテリアの主役はイタリアから船便で届いた「NATUZZi」のガラステーブル

静かな住宅街にほどよく溶け込んだ、エッジの効いた外観フォルム。外壁は紫外線に強く、塗り直す必要がないメンテナンスフリーの総タイル張り

シンプル＆モダンにコーディネートした子世帯の玄関ホール。框を斜めに切ったことで空間をより広く見せる。ずっと先までタイルの床が続き、奥はどうなっているのだろうとワクワクする

ご主人の書斎は、ミッドセンチュリーテイストのノースチェアに合わせて空間をコーディネート。マニア垂涎のギター、アンプなどが並ぶ宝箱のような空間

ご主人の書斎から直結するバルコニー。外からの目線を遮りながら開放感を満喫できるよう、腰壁を高くして、なおかつ風通しにも配慮した

リビングやご主人の書斎と同じデザインクロスを採用した奥さまのプライベートルーム。壁のおしゃれなハンガーがアクセントに

外壁のタイルは、職人2人が手作業で丁寧に張った渾身の作

吹抜けの窓と窓の間に突き板を挟むなど、ディテールにまでこだわった

壁・床・家具。子世帯の住まいは「色の配置と統一感」にこだわった。さらに無機質なテイストと植物の組み合わせがカッコよさを演出

子世帯のLDKは“カッコイイ大人の空間”。天井の間接照明などインテリアは奥さま主導。ご主人はホームシアターを楽しむためスピーカーにこだわった

見晴らしのいい高台に立つS様邸。プライバシーを重視したスリット窓のラインが美しく揃い、端正な外観デザインを演出している。生活サイクルが違うため、玄関を親世帯と子世帯別々に。親世帯のポーチは将来に備えてスロープを造作した

小上がりの和室と直結したリビング。間接照明とサラウンドシステムにこだわり、夜は映画館のような雰囲気でテレビやDVDを楽しめる。テレビステーションの壁は調湿効果の高いエコカラット

スモークオークのフローリングをはじめ、グレイッシュなトーンで統一したリビング。幅の狭いハイドアもおしゃれ。テレビステーションは調湿効果の高いエコカラットを採用。エアコンの色にまでこだわった

トイレは、デザインも機能性にもこだわり、臭い防止や汚れを掃除しやすいエコカラットに。床は水に強いカバザクラにコーティング。手洗いカウンターと信楽焼ボウルもおしゃれで便利

和室と合わせると30畳を超える子世帯のLDK。インテリアをグレージュなトーンで統一し、リビングをフロアダウンしたことで空間に変化がついた。和室は小上がりに間接照明を採用し、障子のデザインにもこだわった

サイズが大きくなりがちな二世帯住宅の場合、「光をどう取り込むか」が課題。そこで各世帯のLDKが面する中庭をつくり、庭を望む窓を大きく設計した。特に子世帯は、吹抜け越しに2階の窓からも光が差し込み、いつも明るく伸びやかな雰囲気が漂う。エアコン1台で家中が快適になる全館空調の力により、床下まで心地いい空気が循環する

ハワイやヨーロッパが好きな奥さまの希望で、LDKは洗練とリゾート感が溶け合う空間に。大理石調のフローリングにあわせ、全体が品のあるホワイトでまとめられた。右奥の畳コーナーも、あえて段差をつけず、LDKとの一体感を優先。テレビ背後にはアクセントとしてエコカラットが採用され、ほどよい落ち着きが添えられている。掃除のしやすさも大切なポイント。適所に十分な量の収納が用意されていて、常にキレイな状態が保たれる