お客さまをお迎えする風情豊かなエントランス。高い天井が気持ちいい。店名にもあるように美しい桜の花が飾られている

周囲に遮るものが何もない、600坪の広大な土地に完成した「雅桜」。これまで、大人が静かに美味しい料理を楽しめる食事処が近隣になかったことから、地域のランドマーク的な存在になっている

料理長の鮮やかな手仕事を見ながら料理を楽しめる8つのカウンター席。Vの字に造作したカウンターは無垢のカツラ

古民家風にデザインされた大広間は、4人掛けのテーブルが6席。床は畳のように見える塩ビタイルなので土足OK

四季折々の庭の景色もおもてなしのひとつ。美しい木々を眺めながら、本格的な和懐石を楽しめる。深い軒が夏の直射日光を遮り、太陽高度の低い冬は、室内の奥まで光を招き入れる

エントランスから大広間、個室へと続く廊下。素材感を大事にしたしつらえで、奥にどんな空間が待っているのかと期待が膨らむ

VIP席は8人掛け。折下げ天井と丸窓がアクセントに。窓を開けて庭、ウッドデッキにも出られる

手洗いコーナー。桜と女性をモチーフにした桃色のモザイクタイルを貼って、やわらかな雰囲気を演出

富士山を眺められるよう、カウンターの高さを調整。春には眼下に近所の公園の桜の花がピンク色の絨毯のように広がる

洗練された美術館のようなエントランス。木でしつらえた格子天井と床の間接照明が生み出す陰影が美しい

和室は玄関の正面にあり、お客さまを直接招き入れることができる。床の間の天井にはスギ網代、床板にはケヤキ、床柱には縁起の良いエンジュ（延寿）を使用

玄関ドアを開けると、花を飾る奥さまのギャラリースペースが目に入る。背の高い花も活けられるようL字型にデザインされ、上品な余白を残す

ホールの天井にステンドグラスを埋め込んだトップライトを設け、十分な光を招き入れている。正面奥のギャラリーコーナーには季節の花を飾って、暮らしを楽しむ

庭園は建物の北側に広がり、白い砂利敷きや木製家具が和の雰囲気を静かに演出してくれる。特に、梅の木は「早春を告げる花木」として、花の少ない季節に美しい花を咲かせ、庭園に風情と色彩をもたらす

キッチンに立つと、庭を一望できるレイアウトが贅沢。お客さまを招く時も、まるでお店のようにここからドリンクや料理をサーブできる。天井にはスピーカーが埋め込まれいるので、家事をしながら音楽も楽しめる

キッチンの隣の和室はお子さまの誕生を祝う祭り凧を飾るため天井を高くした　

ご主人の書斎は、天井に竹材を張り、美しいライトをマッチングさせてリゾートっぽく。壁に飾ったギターも空間に映える。

ヒノキの柱、米マツの梁、クリの床、杉の天井に包まれた室内は、無垢ならではのあたたかな味があり、空気もきれい。Ｌ字型のカウンターは子どもたちの勉強コーナー。お客さまが多い時は、カウンターの一部を離して、ダイニングテーブルにくっつけることもできる