2階に4つの子ども部屋を用意した関係で、1階は寝室や収納にもスペースを割くことになったが、確かな提案力により、十分な広さを感じさせるLDKが完成。将来的に生活が1階だけで完結するメリットも

明るさと開放感に満ちたLDK。リビング部分は天井を折り上げ、さらなる大らかさを演出しつつ、現しの梁・優しいブルーのクロス・間接照明が落ち着きを添えている。自然な交差が生まれるよう、リビング階段を要望。エアコンの利きに配慮して、入り口に引き戸が設けられた

新しい家々が建ち並ぶ住宅街において、シャープなフォルムと端正な表情が目を引く。メインに使われるのは、幅広タイプのガルバ。カラーは洗練とほのかな優しさが溶け合い、色あせもしにくいクリームベージュを選択した

想像以上に広々としてスタイリッシュな空間に仕上がった。テレビ背後の壁にはガルバを採用。雰囲気に調和しつつ、ほどよいアクセントに

家事をしながらLDKを見渡せ、帰宅や階段を上り下りする様子も届く。造作カウンターは宿題やおやつに活躍

玄関もガルバを採用。ヘリンボーンと組み合わせた

通り抜け可能なシューズクローク。収納力も自慢

玄関回りには袖壁も含め、他の建物を見て気に入ったSOLIDOを採用。キリッとした美しさを放つだけでなく、一枚一枚異なる自然なムラが、さりげないあたたかみを感じさせる。経年による味わいの変化も楽しみ

光沢のあるタイルがラグジュアリー感を演出するLDK。タイルを使った空間を数多く手がけてきた同社ならではの提案力と職人による確かな施工力が細部にまで行き届く

2階から吹き抜けを通じリビングへとつながる。1階と2階でコミュニケーションが取れるのも吹き抜けのメリット

老後は1階ですべて暮らしが完結できるのも、この家の魅力

1階で生活のほとんどが完結できるようにしたいという要望を基に建築家が間取りをプランニング

1階で着替えを完結したいので、ファミリークローゼットを1階の主寝室の近くに配置した。何か忘れ物をしても、2階まで上がらなくていいのでラクラク

1階に設けた寝室。松（パイン）の床が温かみを感じさせる

日当たりが悪く、庭が十分に取れない、収納も足りないことから、1階をピロティにした。ガレージ、倉庫、玄関、サニタリーという4つの箱で2階を支えるイメージ。ポーチの天井はレッドシダー

模型完成！1階は御両親、２～３階は息子さん御家族

1階と2階、室内と屋外の関係性を意識した設計。縁側デッキとベランダは回遊性ももち、家族の交差を増やす

キッチンから家族の様子がひと目に。左手には客間兼、将来の寝室を用意。1階で暮らしを完結できる