将来猫を飼う予定なので、キャットウォークも造作。壁を抜いたことで冷暖房が全館に行きわたり、換気にも役立っている

建築家・伊礼智氏デザインの真骨頂ともいえる自然素材を活かした和モダンスタイルの外観。趣味のバイクや車のガレージがありつつ、分譲地でも周りの視線が気にならないようウッドデッキを設けて「家」と「庭」がある豊かな暮らしを叶えることができる

富士山ひのきの床、珪藻土などをふんだんに使い、自然素材の優しさに包まれたLDK。パッシブハウスの基準は、エアコンは冬は20℃、夏は25℃の設定で付けっぱなしにしても、月々の光熱費が負担にならないような基本性能に設計評価している家だ

キッチンの作業台はオリジナル造作。シンプルなデザインのペンダントライトは建築家・中村好文氏デザインの「PERA」

ナチュラルなテイストが心地いいLDK。自然素材の質感、色に合わせて家具をコーディネートした。植物のグリーンがアクセントになりより柔らかな印象の空間に仕上がった

リビングにしつらえた造作のソファ。プロファイルウィンドウ（木製サッシ）を開けるとウッドテラスに出られ、外と内がゆるやかにつながる

モールテックス素材のオリジナル洗面化粧台。ワイドな鏡と大容量の収納も造作した。高窓からも十分な光を取り込むことができる

リビングから見えるバイクガレージ。格納するだけでなく、バイクいじりをする際に便利な棚を造作。ここから直接玄関にもアクセスできるようになっている。外壁は表情豊かな焼杉を使用した

壁に造作されたキャットウォークは自由気ままに過ごす猫の遊び場

旧家に住んでいた頃、家の前で鳴いていた黒猫「ハナコ」を引き取ったIさん夫妻。外に出すと危ないので、室内飼いするにあたり、ストレスを感じないよう、リビングにキャットウォークを造作してもらった。室内の至るところに猫の居場所を確保してあり、猫への愛情を感じる

ナチュラル・北欧・カフェスタイルがバランスよく融合したLDK。最近猫を飼い始めたので、キャットステップを『オレンジハウス』に造ってもらう予定だそう

吹抜けに設けたキャットウォークは猫たちの遊び場としてだけでなく、吹抜けのアクセントとしても役立っている。室内の壁はガイナという塗り壁で、断熱性が高く、防汚・消臭効果にもすぐれている

猫ちゃん専用の個室。退屈しないようBOX＆棚を造作した。換気設備も万全で、臭いがこもらない

キッチン横の造作カウンターは、将来スタディカウンターとして活躍させる予定。収納もたっぷり

将来的に奥さまのお父さまが暮らす予定の部屋。日向ぼっこもできるようウッドデッキを造作

畳スペースの壁には、将来的にスタディコーナーにもなる予定の造作カウンター付き。窓越しに遠くの美しい山並みが見渡せる

キッチンをインテリアの主役にしたくなかったと、白を選んだ奥さま。子どもと一緒にパン作りやそば打ちを楽しむために、調理台と作業台を別々に。奥に見える造作のカウンターは将来的に子どものスタディコーナーになる予定

無垢フローリングの優しい色合い、キッチンの小窓、アール型開口などがかわいらしい印象をもたらすLDK。将来子どものスタディコーナーに使う予定の造作カウンターは、テレワーク導入が始まったご主人の書斎としても活躍しているそう。奥さまがこだわって選んだレースのカーテン、ダイニングテーブル上部のペンダント照明が空間に華を添え、カフェのような雰囲気にホッと心が和む