天井の低いロフトは、寝室や趣味部屋として活用。格子戸の向こうはキャットウォーク。窓を開けると、川からの心地いい風が入ってくる

山と茶畑の景色に溶け込むように建つ平屋の外観。シックな外壁の色味に、翼を広げたような赤茶色の屋根がアクセントをつけ、薪ストーブの煙突がのぞいている。L字型のウッドデッキは夫婦で塗装したそう

土間仕上げの素朴な玄関ホール。奥の建具を開けると納戸が現れる。新築にもかかわらず、古民家を訪ねたかのような、やさしく穏やかな気持ちに

吹抜けのワンフロアが気持ちいいLDK。団らんの中心には、長野県まで行き、オーナー夫妻の暮らしぶりを見て購入を決めた「イエルカ」の薪ストーブが。ピザや焼き芋はもちろん、パン、丸鷄、魚まで調理できるので、お風呂以外にガスを使わなくなったそう

対面のカウンターキッチンは、『松永設計』のオリジナル造作。厚い一枚板は栃の木で、存在感たっぷり。カップボードにはあえて扉をつけず、見せる収納に

ゲストルームにもなる洋室。階段を設置しない代わりに、古い階段箪笥を置いて、ロフトにアクセスできるようにした

窓から茶畑の美しい景色が見える主寝室。大容量の収納スペースを造作。奥さまが祖母から譲り受けた大切な桐箪笥もインテリアの一部に

洗面台のタイルは夫婦で貼った力作。水回りへとつながる隣の建具は大正時代のもので、『松永設計』の蔵に眠っていた。開閉式の格子で換気することもできる。この建具の高さに合わせて柱と垂れ壁の位置を決めた

スロープをつくり、軒下を広くして雨でも濡れずに出入りできるようにした。玄関の向きも変わり、川からの風が入って心地いい

LDKは飽きのこないシンプルテイストに。壁の一面を爽やかなブルーにし、エアコンもそろえた。キャットウォークは自分たちで設置。右手小窓の向こうには書斎を用意

16畳の広いロフトは、ご主人が趣味やひとり時間を楽しむ隠れ家的な空間として活用

床をすべて土間にしたご主人の趣味部屋は、ドアを開けると駐輪場へとつながる。釣り竿を収納するなどして活用しているそう

ロフトからリビングダイニング、キッチンまで一望でき、家族のつながりを感じられる間取り。天井いっぱいの窓から入る光が、空間を明るく包み込み、心地良く過ごせる

アプローチから格子戸を開けて玄関ポーチへと入ってすぐのところに、外収納と駐輪場を設置。ガーデニング用品やアウトドアグッズなど、外で使うものを丸ごと全部収納できるので、玄関回りをスッキリと保てるところが気に入っています。(旦那さま)

9.8畳のスキップフロア。下部は趣味部屋として使い、モノが増えてきたら、大容量の収納スペースとして活用する予定

天井高1.4メートルのロフトは、趣味の空間や子どもの遊び場など、多目的に活用できる。小屋裏収納ともつながるマルチな空間だ

ガレージは夫婦2人のバイクが余裕で入る広さ。壁や天井はSさんの要望でOSB張りを採用した。ロフトはご主人の趣味スペース

リビング横の階段から登るロフトスペース。高さは約1m40cm、広さは10畳ほど。ご主人は趣味のNゲージを思いっきり楽しむために、この広いスペースを設けた。リビングに来客があった際もゲストの目には入らない位置にある