静岡県中部
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青い空と茶畑が広がる、自然豊かなロケーションに溶け込む平屋。玄関の土間には、靴箱に使用している古い箪笥と籠盛りの野菜が置かれ、懐かしさがふわりと薫る。開放感あふれるLDKもアンティークの建具や照明でコーディネートされ、新築なのに古民家のような雰囲気を醸し出している。四季折々の景色を楽しみながら暮らせるよう、椅子に座ったときの目線の高さに窓を設置した。インテリアの主役は、長野県まで行って購入した「イエルカ」の薪ストーブ。家族も、そして遊びに来た友人たちも自然に集い、そこに輪ができる。床は肌触りのいい無垢のオークで。調湿効果の高い漆喰の塗り壁は夫婦で塗ったもの。暮らしの美が息づく古建具はすべて『松永設計』の蔵出しを使用しており、以前からそこにあったかのように馴染んでいる。インタビュー中も、「この家が大好きなんです」と何度も言うほど愛着を持っているIさん夫妻。住まい手からこんなに愛された家は、時とともに劣化するのではなく、味わい深く熟成して価値も高まっていくに違いない。50年後、“本当の古民家”となるころにはどんな表情を見せてくれるのかと、夫婦は楽しみにしている。
耐久性
耐風等級2取得、長期優良住宅取得
耐震性
耐震等級3取得、許容応力度計算実施
省エネルギー性
劣化対策
劣化対策等級3取得
アウトドア好きのご夫婦にぴったりの、自然とのつながりを楽しむ平屋です。内装壁の漆喰や洗面台のタイル張り、ウッドデッキの塗装はご夫婦のセルフビルドで。弊社の蔵に大量にストックしてある、明治〜昭和時代の古建具も随所に再利用して、温故知新が日々感じられる住まいに仕上がりました。
代表 松永 和廣さん
本体価格 | 2500万〜2999万 ※金額は購入当時のものです |
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設計者名 | 松永和廣設計事務所 |
施工社名 | 松永和廣設計事務所 |
敷地面積 | 538.27㎡ [162.50坪] |
延床面積 | 91.09㎡ [27.50坪] |
施工面積 | 11.79㎡ [33.75坪] |
構造・工法 | 木造軸組工法 |
竣工 | 2021年7月 |
施工期間 | 7か月 |
外部仕上げ(屋根) | ガルバリウム鋼板 |
外部仕上げ(外壁) | ガルバリウム鋼板 |
内部仕上げ(床) | 無垢ナラ材、杉 |
内部仕上げ(内壁) | 西洋漆喰 |
内部仕上げ(天井) | シナベニヤ |
内部仕上げ(断熱材) | 高性能グラスウール |
内部仕上げ(柱) | 無垢杉 |
使用メーカー(キッチン) | フルオーダー造作 |
使用メーカー(照明) | 施主支給 |
設備・施設・その他 | 薪ストーブ(イエルカ・ワイン製)、オクシズ材(静岡市産材)活用 |
親戚の大工さんに、「松永さんはいい家を建てるよ」とすすめられたのがきっかけでHPの施工例を見て、興味を惹かれました。ステキな雰囲気の事務所や完成見学会に行って、「古きモノの中にある凜とした美しさ」を初めて知り、こんな家で暮らしてみたいと思いました。『松永設計』さんや古道具屋さんで仕入れた古い家具や建具、雑貨に合わせて設計していただいた家は、とても落ち着きます。それでいて、光と風の入り方も緻密に計算されているので、夏はエアコンなし、冬は薪ストーブ1台で快適に過ごせます。自分たちで漆喰を塗って、コストダウンもできました。この家が時間をかけて古道具たちと馴染んでいくのを楽しみにしながら、日々ゆっくりとていねいに暮らしています。
友人たちがどんどん家を建て始めて、インスパイアされたのがきっかけです。さっそく総合展示場に行ってみましたが、どの家もピンとこなくて、どうしようかなと思っていた矢先に『松永設計』さんと出会いました。
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