畳ダイニング中央の畳は取り外しが可能。裏返して脚をつけると、掘り炬燵テーブルに早変わりする。オリジナルで製作した世界に一つのオーダー品だ

グレーの塗り壁に無垢板が映える外観。芝生の庭を囲う木塀は開閉式で、車ごとリビング前まで乗り入れることが可能。深く長い軒天がウッドデッキを覆い、雨の日でもリビングの窓を開けて風を取り込みながら過ごせる

キッチンに面したカウンター席。まるで本物の居酒屋のように、ここにゲストを招き、キッチンからお酒や料理をサーブしてもいい

鏡張りの収納扉が備わり、奥さまがダンスの練習を楽しむリビング。畳ダイニングや吹き抜け上部にある2階子ども室まで見渡せる設計だ

子ども室のある2階へ行くには、必ず畳ダイニングと一体化した階段を通る。そのため、ここに自然と人が集まるという。畳の下には引き出し式の収納付き

タイル貼りの壁が美しいキッチンの背面には、洗面所、脱衣室、浴室などの水回り動線が集まっている。ウォークインクローゼットにも隣接いるので、毎日の家事がスムーズに終わる

双子の男の子を育てるにあたり、玄関は細かく区切らず、土間収納を含めた約4畳の広さに。双子用のベビーカーもすっぽり収まる。さらに玄関ホールには造作の手洗い用洗面を用意

２階の廊下からLDKを見渡せる。家族が家のどこにいても声が届き、息遣いが聞こえる一体感が心地いい。気密断と熱性能が高いおかげで、これほど開放的ながら一年中室温は快適だ

2階ホールの造作本棚は、夫婦が集めた本や漫画を並べる場所だ。アイアンの手すり、本棚左側の壁に作り込まれた造形も、一つひとつ造作した世界に一つのオーダー品

ダイニングは小上がりの畳敷きにして大勢の来客にも対応できるようにした。普段は掘り炬燵式のカウンターに家族4人並んで座って食事をするのが日課

ロフトから小上がりの畳スペースを見下ろす。Iさんの要望で、中央の座卓は掘りごたつ式に。リビング側の面は下部が収納になっていて、LDKのスッキリに貢献している

洗う・干す・アイロンがけ・しまうが完結できる4畳のサニタリー。アンティーク調のL字型カウンターは造作。ワイドな鏡もオーダー製作。どの部屋も壁紙のセレクトがすてき

玄関の大きな引き戸は、青森県十和田市『日本の窓』で製作した特注品。『アキュラホーム』の刈谷展示場で使われていた木製窓にTさんが一目惚れして、営業担当の原田さんにオーダーしたそう