変形地を最大限に活かした縦長の平屋建て。ＬＤＫと子ども室の間にテラスを設置

勾配天井に組んだ梁組みが真壁造りの魅力を強調。対面式のキッチンからはリビン グや畳コーナーはもちろんのこと、テラス越しに子ども室まで見渡せる

正面左が対面キッチン、上の窓の奥は12畳分の小屋裏収納

小上がりの畳コーナーは家族のお気に入り空間。絵本の読み聞かせやお昼寝にと大活躍。カウンターはお絵かきや季節の花を飾るなど多目的に使えて便利

キッチンカウンターの下は引き戸の収納棚

3方向から出入りできるテラスは、アウターリビングとしても活躍

シューズクロークをオープンにして奥行きを強調した玄関。写真左手はＬＤＫ、正面奥は寝室につながる

白のフロアタイルと水玉模様のクロスを用い変化をつけたキッチン

縦長に広々と設けたスキップフロアの子ども室。将来は仕切って使うことも可能

すっきりとしたフォルムとロックガーデンを意識した植栽が調和した平屋の外観。変形地を感じさせないプランニングで駐車場も複数台を用意

変形地の個性と斜線制限を活かし、リビングの天井や壁はアシンメトリーに。窓からの陽射しや、照明の影がオシャレな空間を引き立てる

窓の高さが美しくそろった外観デザイン。標準仕様の外壁は耐火、遮音、断熱性能などに優れたALCパワーボード。当初は二階建てのプランも検討していたが、127坪もある広大な土地を最大限に活かすため、平屋に決めたそう

縦長の北面道路という敷地条件を活かして、家の南側にウッドデッキを配置。子ども達が道路に飛び出してしまう心配もない

ブラックのガルバリウム鋼板と木目調のサイディングが美しく調和した、建築家らしい外観デザイン。変形地を活かした建物の配置、片流れの屋根、木の軒天、窓の位置など、隅々まで緻密に計算されている

リビングとキッチンの間に子どもの宿題や奥さまの家事コーナーとしてカウンターを設置

リビング部分は家全体の日当たりを考えて、平屋建てで計画。この平屋建てを活かした勾配天井は、木を仕上げ材として使用することで、落ち着いた空間に。TVボードと4ｍを超えるベンチカウンターは大工の手技によるもので、使いやすいようサイズや機能性にもこだわっている

40坪の敷地に完成した20坪の平屋。塗り壁とレッドシダーが程よく調和した片流れの外観がのどかな街並みに溶け込んでいる。狭小地でも変形地でも、建築家の創意工夫でハンディを魅力に変えることができる

夜の外観。敷地を最大限に活かすため、建物をL字型に。土間のテラスドアとリビングの掃出し窓の2方向から庭に出られるので、ＢＢＱや庭遊びの際にも便利