縦に延びる土間仕立ての玄関ホール。大容量のシューズクロークとは別に、アウトドア用品などを入れられる3畳分の収納も確保。奥には予備の個室として8畳の洋室も設けた

LDK、水回りと、生活のベースは2階に集約。パントリーを通って回遊でき、奥さまの家事動線も便利なフロアだ。家族が集まる空間にふさわしい明るいひのき材が清々しい。キッチンの位置や向きは、試行錯誤を重ね、最終的にこの位置に。おかげでリビングが広くなり、階段室からの明かりも充分に取り込める

リビングは折り上げ天井にして、縦空間にも広がりを持たせた。窓の向こうのバルコニーは、防水加工を施したひのきの無垢材。日光で熱くなりにくいので夏も快適に遊べる

階段室は圧迫感がないガラスの引き戸に。アイアンフレームと階段室のクロスがアクセント。壁は床と同じひのき張り

パントリーを介して水回りとキッチン、リビングを回遊できる動線は奥さまの希望。大容量で食品ストック以外にもリビングクローゼットの役割も

3階は開放的なフリールーム。勾配天井の上部に明かり取りの窓を用意し、将来個室に仕切っても快適さをキープ

3階に位置する主寝室。部屋の入り口側に設けられたウォークインクローゼットは、上部を開けることで空間に広がりをもたせ閉塞感を感じさせない工夫が

バルコニーの木製フェンスがナチュラルな印象の外観。張り出したバルコニーの支柱は、安心の鉄骨製で、駐車場2台分を確保。玄関脇には便利なサイクルポートを完備

キャンプ用品をたっぷり格納できる4.8畳の土間収納。青いリビングドアが差し色に

約8畳の広々ペットルーム。天井高は低めだが人も入れる高さで掃除や世話もスムーズ

8畳の書斎兼個室。本棚を造作し、カウンターも設えた。小窓からは中庭の植栽が見える

ロフトの真下は季節品や防災用品などの収納スペース。ロフトと同じ4畳の広さがあり、物を入れても余裕たっぷり。子どもたちの遊び場にもなっているそう

キッチンの北側に配置した子ども部屋。調理中でも子どもの様子を把握できるので奥さまも安心。「家族の居場所はあくまでもリビングなので、各個室は最小限でいい」という考えから、2つある洋室はともに約4.5畳。隣り合う2部屋の引き戸を開けて一室空間としても使える

玄関の先のRの出入り口奥には3畳分の土間収納があり、靴だけでなくアウトドア用品やご主人の趣味のサーフィン道具をまとめて収納できる。荷物を片付けやすいよう、棚もしまうものに合わせて設計されている。玄関ホールのニッチにはネイビーブルーのアクセントカラーを採用。小物や絵などを飾って楽しめる

キッチン・ダイニングとリビングの間にロフトを配したLDKは21.5畳の広々スペース。ロフト部分は天井が高くなり、縦にも空間が伸びることでより開放感を感じられる。小上がりの畳コーナー下は引き出しの収納に。子どもの幼稚園の持ち物やハンカチなどを入れ、朝の身支度の時短や子どもが自分で出し入れする習慣づけにも役立つ