子ども部屋は７畳で、将来は半分に仕切って使うこともできる。プライベート空間は最低限のスペースに抑えたことで、LDKを広々と確保できた

建築家の個性とセンスが光る平屋のT邸。フォルムや外壁素材など、『ブルーハウス』のモデルハウスを参考にデザインされている。見る角度によって表情が変わる外観は、どこから見てもスタイリッシュだ

キッチン背面には黒いハイドアの「隠す収納」を採用し、生活感を排除。シックなカフェのようにスタイリッシュなダイニングキッチンが実現した。バックヤードにはファミリークローゼットと水回りが並び、計算された家事動線が日常生活の時短も叶えている

アカシアの無垢床が温かみと個性を奏でるLDK。窓の外に広がる芝生の庭が、室内を開放感と明るさで満たしている。リビング部分の天井は屋根の勾配を生かして、レッドシダー張りに。夜には間接照明が美しい木目を浮かび上がらせ、上質なひとときを演出してくれる

リビング部分のみを勾配天井にすることで、ダイニングキッチンとさりげなくゾーン分け。それぞれの空間に落ち着きが生まれた

ソファでゆったりくつろぐ。ダイニングで家族とのたわいない会話を楽しむ。キッチンカウンターで軽食をとる。広いLDKには家族の居場所がたくさん用意されている

ペニンシュラ型キッチンのサイドにはパントリーを配し、生活感の出る冷蔵庫も庫内に隠して設置。スタイリッシュな空間をキープできる

ダイニングとリビングの開口部はできるだけ大きく確保し、室内から庭の景色を楽しめる配置に。自然が身近に感じられ、リゾート地にいるかのような心地よい時間が過ごせる

子ども室は最低限の広さに

玄関は、必要最低限の収納でスペースを確保し、広々と開放的な空間に仕上げた

寝室は主目的の「眠る」ことにフォーカスして、最低限の広さにとどめた

2階は最低限の壁のみを設置し、必要に応じて自由にアレンジできるようにした

白を基調とした室内にウォルナットの無垢の床が落ち着きを感じさせるLDK。仕切りを最低限に抑えたオープンな空間構成によって、動線もシンプルに確保できた

三角屋根のシンプルな外観。外壁はグレーの窯業系サイディング。プライバシーと防犯性を考慮し、道路側の窓は必要最低限に抑え、中庭から明るさと開放感を確保するように設計されている

2階も仕切りを最低限に抑えて、オープンな間取りが実現。吹抜けを囲む2階のフリースペースで、子どもたちは空間を自由自在に使ってフレキシブルに楽しんでいる

珪藻土仕上げの玄関は、正面の壁と天井 のパターンで変化をつけた。上がり框も最低限の高さにしている

ダイニングの近くにはスタディカウンターを用意。「子ども室などの個室は最低限の広さにして、勉強はここでやってもらえたら」と奥さま

濃淡の異なるグレーのガルバリウムと、塗り壁を組み合わせた外観。プライバシーに配慮し、玄関は壁で覆い、道路側の開口部を最低限に抑えてある