静岡県西部
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海外のテレビドラマや「魔女の宅急便」の世界に憧れ、家を建てるならプロヴァンス風にしたいと夢見ていた奥さま。自分の好きなものだけでつくり上げたマイホームはすべてがお気に入り。今まで雑誌やインスタの中だけの世界だった無垢の木、漆喰、タイルが今は生活の一部。「当たり前にあること、その中で生活していることに幸せを感じています」。
暮らしのベースになっているのは「自然」だ。素材そのものだけでなく、色調を白・茶・緑のアースカラーで統一しているのが印象的。「洋服も茶系が多いです」という奥さまのクローゼットは見事に白・ベージュ・茶のグラデーション。“好き”のあふれる思いが隅々まで行き届き、やさしい空気感を生んでいる。
大好きなグリーンや雑貨を飾り、次のインテリアを想像するのもワクワクするが、まだまだ子どもたちから目が離せない、子育て中心の生活。家の真ん中に構えたキッチンからは、子どものお風呂の着替えも、リビングでテレビを見ている様子も、庭で遊ぶ姿もすべて見渡せる。かわいい家づくりも、間取りや動線はやはり子育て目線だ。子どもたちを見守り、触れ合う時間を大切にしている日常が垣間見える。そんななか、庭のある暮らしも家族にとって大きな変化だったよう。「庭づくりは長男もお手伝いしてくれたんです。門柱と枕木以外はほぼ自分たちで、お金を掛けず工夫してつくりました」。リースづくりが趣味の奥さまはユーカリの木を植樹。庭のグランドカバーも手作りで“自分らしいのが味”と微笑む。子どもたちが走り回っている横で草むしりをするのもすっかり日課となったよう。「庭で思いっきり体を動かしてうれしそうにしている子どもを見るだけで、家を建てて良かったなと思います」。
テラスはビニールプールのサイズを元に、奥行きや柱の間隔を決めたほど。そのおかげで、子どもたちはのびのびとテラスと家の中を行ったり来たり。お友だちが遊びに来たら、日陰でオープンカフェも楽しめる。家も庭も自分好みにアレンジし、アンティークのように味わい深くなる我が家もまた楽しみにしている。
まるで映画のワンシーンのような一面。「今日はお外で遊ぼう!」とお母さんを連れて庭に出てきたお子さん。芽を出した季節の草花を見つけたり、一緒に苗を植えてガーデニングを楽しんだり、花々にお水をあげたりする時間も大好き。「小さいうちから自然にいっぱい触れて、想像力豊かで優しい子に育ってほしいですね」とお母さんは笑顔で話す
アンティーク風の照明はナチュラルな雰囲気にぴったり。場所ごとにタイルの大きさや目地の広さを変えるなどディテールにもこだわった。飾り棚にはお気に入りの器を飾り、愛着のあるものが増えていくのが楽しい
ゆったりティータイム。「今日はこんなことして遊んだよ!」と楽しそうにおしゃべりする
全開口のドアを開け放つと、テラスとひとつながりに。「ママが来た!」と階段をかけおりていくお子さん
お気に入りを詰めこんだキッチンで毎日料理も楽しく!
磐田市在住。元保育士で現在は2児の母。手編みのモチーフでヘアアクセサリーや、リースを作るのが趣味。時間に余裕ができた時には自宅ショップのようなものを開けたら素敵だなと夢を膨らませている。
印刷会社でタウン情報誌などの制作に携わった後、フリーランスに。