端正な縦格子に和の趣を感じるエントランス。外観と内装は色調を揃え、ナチュラルな木の色・白・黒の三色で統一した

屋根勾配を活用した伸びやかで明るいLDK。高窓は視線を気にせず採光できるのが利点。照明を設置するために飾り梁を渡し、キッチン壁はタイルで上品に仕上げた

ゲストと家族の動線が分かれる玄関。収納は、靴・雨具・上着など、しまうものに合わせてプランしている

キッチンは壁付けのI型とし、カウンター部分には家電と食器を収納。調理・配膳・片付けがスムーズにできる

大屋根の美しいプロポーションが印象的な外観。スクエアな窓が落ち着きの中にリズムを生んでいる

陽当たりのよい南側にはくつろぎ空間のLDKと寝室を配置。北側はパントリー・トイレ・洗面など生活設備を集中させ、ゾーニングしている。LDKは22畳の大空間ながら、ハイブリッド断熱と全館床下暖房で1年中快適。せっかくの広々空間に余分な家具を置かなくてもすむように、収納は綿密なプランですべて造り付けとしている

2階の納戸はコミック本が大好きなご主人の蔵書を収納するライブラリーに。造り付けの本棚は地震でも倒れる心配がない。アーチ型の入り口がアクセント

主寝室には自由度の高い和室を選択。布団を片づけることで多目的に使うことができる。掃き出し窓に続くテラスに洗濯物を干し、取り込んで収納するまですべてこの部屋で完結する。収納の取っ手は統一感をもたせるために黒く塗装してもらった

お二人が大好きな和の趣を大切にしたエントランス　

内装に合わせ、家電やインテリアもすべて同系色で揃えた

格子のリビングドアと濃い色調でまとめた内装が、しっとりとした和の雰囲気を感じさせる玄関。シューズクローク付きなので、玄関土間はいつもスッキリ

ベイマツのピーラー材を用いて、軒の美しいラインが強調されたエントランス。格子の引き戸とともに、落ち着いた和の佇まいを演出している

塗り壁、格子、植栽が織りなす和モダンスタイルの外観。簡素で端正な佇まいは京都の建築家ならではの趣が感じられ、住むほどに時の流れを美しく刻む

内装を濃い色調の木目で統一したことで、和の空間独特の落ち着きが生まれた。大開口の横には収納スペースを設け、リビングで使うものを収納。アートやお気に入りの小物を飾り棚に飾ったことで、スタイリッシュな空間に彩りを添えている

和とモダンが共鳴する飽きのこない外観デザイン。白・黒・グレーの3色を基本に、木調の格子がアクセントに

アイボリーと黒の木目調外壁が現代的な和の印象。雨樋やガスメーターも外壁と同じ色に塗装して統一感UP

空間を満たす和の趣きは、柱や梁が現しとなる「真壁づくり」によるもの。木部の色を黒にすることで、ほどよい懐かしさとキリッとした清々しさが調和するLDKに仕上がった

寝室はエンボス加工のシックな色調のクロスをアクセントに。天井まで届くハイタイプのドアで、縦空間の広がりを感じさせる。壁の上部に儲けたガラスのフィックス窓は、隣の空間への明かり取りの役割も