日本製を好む父の居住空間は国産材を使い、デザインは落ち着いたアメリカンテイストに仕上げた

ライトグレーのラップサイディング壁とカバードポーチが特徴的な外観。家づくりを機に、より我が家に合うアメ車に乗り換えた

玄関から別々にした二世帯住宅。子どもが二人いるMさん家族の居住スペースは二階建てになっている

レッドシダーの木材をヘリンボーン張りにして空間のアクセントにしたLDK。床は表情豊かなアカシア材だ

天井をブルーにしてカフェのような雰囲気に。アイランドキッチンの回りをぐるぐると移動できるため、家事もはかどる

吹き抜けのリビングとつながるキッチン。白い扉を開けるとパントリーで、その横も収納になっている

バスルームはハワイのリゾートホテルを参考にデザイン。タイルや蛇口など、ひとつ一つこだわって選んだ

愛車を眺めながらくつろいだり、バーベキューをしたりなど、多目的に活用できるカバードポーチ

無垢の床を敷き詰めて、ナチュラル感を強調。家具やインテリア雑貨はアメリカンテイストで統一。「生活感のない家にしたい」というこだわりをとことん追求した空間に

国産無垢材を使用。窓の位置や大きさで光の陰影をつくり、落ち着いた空間に仕上げているのも特徴だ

旗竿地という難しい条件の中で採光や通風を確保しながら理想を実現していったO邸。ガルバリウムの外観に、アメリカンテイストのフェンスや消火栓がよく似合う

白い壁とクリの無垢材の床が広がるベーシックな空間に天井のレッドシダー張りが映えるLDK。黒いクロスや照明をアクセントに活かし、アメリカンテイストにコーディネート。収納扉や建具など、すみずみまでデザインにこだわった

濃紺のガルバリウムをよろい張りにした、アメリカンテイストの外観。玄関ポーチと2階の一部はレッドシダーを用いてアクセントに。作業スペースや収納棚も確保したバイクガレージは、壁の下地材をそのままにして男前な空間に

日本建築伝統の真壁づくりに癒されるLDK。柱と梁をパイン材の床よりも濃い天然塗料で仕上げたことで、アンティーク調の落ち着いた雰囲気に

目利きの職人が良質な国産材の原木を仕入れ、自社作業場で皮むきから墨付けまで行っている。木の性質を見極め、どこに使うのが最適か判断する目は熟練の成せる技

リビング部分は家全体の日当たりを考えて、平屋建てで計画。この平屋建てを活かした勾配天井は、木を仕上げ材として使用することで、落ち着いた空間に。TVボードと4ｍを超えるベンチカウンターは大工の手技によるもので、使いやすいようサイズや機能性にもこだわっている

フロアダウンさせたコンクリート仕上げのリビングダイニング。奥の白い壁に、奥さまの実父である日本画家・栗原幸彦氏の絵を季節ごとに飾る。天井の現しの梁は、天竜杉の節をくりぬいて使った「芯去材」で、丸太を1本無駄なく使いきった

ゆとりのあるキッチンが家族のコミュニケーションを生む。ステンレス製の天板は作業がしやすくメンテナンス性も高い。面材にはモルタル調の素材が使われ、木のぬくもりが広がるリビングとのコントラストが美しい