リビングより天井を抑えた、こもり感のあるダイニングキッチン。すぐそばには栗の木を使い造作したスタディコーナーがあり、パソコン作業などに便利

勾配屋根の吹き抜けが開放的なLDK。黒く塗られた8寸（24cm）の大黒柱と、その奥にある赤色の8角形の柱は、生漆（きうるし）に顔料を混ぜ、何度も塗りと拭き取りを繰り返し仕上げたこの家のシンボル的存在

現しになった柱や梁、木目を揃えた天井など、細部に至るまで木を美しく見せる職人の丁寧な仕事が伺える。リビングに隣接した和室は、客間としても活躍

2階の子ども部屋は、障子窓で1階LDKとつながり、離れていても家族の気配を感じられる。将来2部屋に分けられるよう扉を2つ用意

LDKに隣接する縁側のようなウッドデッキ。子どもが自由に走り回ったり、ここで食事をしたり、内と外がゆるやかにつながる。写真手前は洗濯スペースになっていて、格子がほどよい目隠しに

トイレの床は、杉の板に漆を塗って防水性を高めている。手洗い鉢は、地元遠州の陶芸作家のもの

北側に位置する玄関ポーチだが、格子から光が差し込むことで十分明るい。独特のけずり跡が残る日本古来の伝統技術「なぐり加工」を施した玄関扉、アイアンの手すりがついたベンチなど、こだわりが光る

道路側から見たときの美しさにこだわったファサードと大屋根が目を引く。杉板とガルバリウム鋼板の異素材を組み合わせたデザインもユニーク。夜にはスリットから温かな光がこぼれる

ダイニング後ろにカウンターを造作してパソコン＆スタディコーナーに

モルタル調のサンワカンパニーの洗面台と三面鏡を採用した洗面コーナー。玄関のすぐそばにあるため、帰宅してすぐ手洗いができる

キッチンをインテリアの主役にしたくなかったと、白を選んだ奥さま。子どもと一緒にパン作りやそば打ちを楽しむために、調理台と作業台を別々に。奥に見える造作のカウンターは将来的に子どものスタディコーナーになる予定

キッチンのすぐそばにスタディコーナーを造作。子どもたちはママに見守られながら勉強できて、奥さまは料理しながら子どもたちの様子が見えるので、お互いに安心できる。白い壁はマジック仕様で、プリントを貼り付けられる

客間としても使える畳コーナーは段差で空間に変化を。腰掛けられるカウンターデスクはパソコンや、ゆくゆくは子どものスタディスペースにも

階段下の空間を活用してパソコンコーナーに。家族の気配を感じながら、家事の合間に作業ができる

スタディコーナーの壁はマグネットになっていて、お子さまの絵や掲示物を貼るのに便利

リビングの一角に設けた奥さまのPCコーナー。空間のつながりを残しながらも、程よいこもり感を確保した空間で、作業にも集中できる

トイレの脇の手洗いコーナーは帰宅時にすぐ手を洗えて便利

リビングの一角に設けたワークスペース。パソコンを使ったり、ちょっとした書き物をしたり、便利なL字カウンター