ライトグレーの塗り壁と十字窓が印象的な外観にはじまり、モルタルの玄関、アイアンのオープン階段、スタイリッシュな洗面台、もちろん無垢オークの上品さとレースのカーテンからこぼれる優しい光が溶け合う空間も。S邸はどこを切り取っても、S夫妻のセンスと思いが表現されている。一番の特徴は、周辺環境を踏まえて『住家』から提案された2階LDK。ゆとりと明るさがもたらされるとともに、「季節感や家族の成長をディスプレイする棚がほしい」という希望も、他社のプランにはなかったサイズで、暮らしの真ん中に用意された。好きな照明の支給に快く応じてくれたこと、家事への要望が形になったことも満足の理由。春夏秋冬、5年後10年後も、「自分たちらしい家ができた」という喜びが続いていく一棟だ。