「陽光がたっぷり入る家に」というTさんのイメージがカタチになった、2面採光の明るいリビング。掃き出し窓の先には室内の床面と高さを合わせたデッキ空間が広がり、リビングの一部のように使える。部屋干しができるよう、窓際に室内天井物干しを取り付けてあるのもポイント

見通しのいいオープンキッチンは、料理をしながらでも家族の顔を見て話をすることができる。「以前住んでいた家は壁付けキッチンだったので、子どもの顔が見えなくなるのがどうしても嫌だったんです。いつでも子どもを見守れるようになって嬉しいですね」と笑顔のTさん

太陽光発電パネルを載せやすい屋根形状にも配慮し、同社が提案したモダンな外観。「木を見せたい」という要望に合わせて軒天には木を貼ったり、玄関ドアとインナーバルコニー前の格子も木目がアクセントになるものを選ぶなど、ディテールにもセンスが光る

木×アイアン×ガラスの異素材MIXで大人ヴィンテージな空間に仕上げたLDK。ダイニング背後のワークスペースは、家族の気配を感じられるようデコマドを取り付け、扉を設けないセミオープンな造りに。互いに違ったことをしていても緩やかにつながっていられる、仲良しTさんファミリーにぴったりだ

自宅で仕事をする奥さんのワークスペースには、充分な数のコンセントに本や資料が並べられる造作棚と、使い勝手をとことん考えたオーダーメイドの空間。カウンターを少し高くしたことで下部にスペースが生まれ、子どものおもちゃもスッキリ収納することができる。壁のステンドグラスは現場で大工さんと細かく位置を相談しながら取り付けた、こだわりの品

木×アイアンの階段がインテリアのように映える玄関ホール。階段は蹴込み板のないスケルトン設計で視線が奥まで抜ける分、空間がより広く感じられる。柱を3本連続して並べてアクセントにすることで、空間をよりナチュラルに演出している

玄関からホールに上がり、まっすぐ進むと洗面・脱衣室へ。帰宅後、リビングに入る前にまず「うがい＆手洗い」ができる動線は、ウイルス対策が気になる人にぜひ真似してほしいアイデアだ。空間をより広く見せられるよう、1階はほぼすべてハイドアを採用しているのもTさんのこだわり

日常のワンシーンでさえも絵になり、子どもがよりいっそう可愛く目に映る家。「打合せ中、託児スタッフさんが子どもの相手をしてくださったので、大人だけでじっくり話ができたのもありがたかったですね。子どもも担当営業さんやスタッフさんにすっかりなついていました」

リビングの掃き出し窓を開けると縁側が広がる。1階で家事が完結するよう、軒下を洗濯物干しスペースとして活用

リビングの吹き抜けには大きなサッシを縦に並べてることで、陽光が室内の奥まで届く、明るくあたたかい空間を演出

既製品の洗面台に合わせて、オリジナルの鏡をコーディネート。洗面・脱衣室では室内干しができる上、すぐ先に物干し場もあるので便利

白を基調にネイビーの建具を合わせた子世帯LDK。バルコニーはリビング側とダイニング側の2面から出入りでき、掃き出し窓から室内に光を取り込める

リビング・ダイニングの掃き出し窓は大きく取り、自然光で室内を明るく。窓の外は玄関と庭を結ぶ通路になっている

掃き出し窓付近を室内物干しスペースに。急な雨でもウッドデッキの洗濯物を素早く取り込めるうえ、すぐにしまえないときは一時的にかけておけるなど、さまざまなシーンで重宝する

室内干し用の物干しバーを備えたホールの近くに、ファミリークローゼットをレイアウトして、洗濯効率をアップ。ドアの先はそのまま寝室のウォークインへと通り抜けられるようになっていて、利便性をさらに高めている

対面キッチンからはダイニングからリビング、小上が りまで室内全体が見渡せるだけでなく、大窓の先に広がる庭を眺めながら調理ができる

T邸は軒下が広く、室内の延長として活用できる。現在は外構が完成し、玄関ポーチを兼ねたタイルデッキがセカンドリビングに

リビングは、一面に配した石材や、建具やフローリングと色調を揃えた梁がポイント。畳コーナーには、ご主人がこだわった格子を用いて、空間を緩やかに仕切っている