和室は客間として機能するだけでなく、将来の同居も想定して用意した。LDKとやや間を空け、ほどよい独立性をもたせている

モダンに木質と和が溶け合うくつろぎ空間。30畳以上の広さでも高い断熱・気密性と高性能換気システムにより、エアコン1台で快適に

小上がりのリビング。和空間だが、黒で引き締めてモダンに。壁は抗酸化漆喰

家族を見渡せるキッチン。水にもこだわり、家中の蛇口から抗酸化水が流れ出る

洗面台は玄関〜キッチンの動線上に配置。スムーズに身支度ができるよう2つ用意

優れた換気システムにより脱衣・洗濯室のすぐ隣でもクローゼットを配置できる

吹き抜けを通して、光と家族の気配が運ばれる。南面の窓には外付けの電動ブラインドを採用

各種機器をクラウド連携し、蓄電池の充・放電を最適制御。AIが蓄積されたデータをもとにエネルギー消費量の多い時間帯や消費傾向を分析することで、経済性が高められていく

将来、親と同居することも想定して用意した1階の洋室。現在は、コザクラインコをカゴから出して遊ばせる部屋に

ひとつながりの和室スペースは遊び場やお昼寝に。将来の同居も想定

1階はミニキッチン付きのワンルーム。将来、親の同居を想定しているが、夫婦もいずれ1階だけで生活することもできる

和室は将来の同居も想定。和と洗練が調和する天井の仕上げは上総さんにお任せで

将来の同居を想定した親世帯の寝室は、北側のためトップライトを設けた。LDKを通過せずにトイレや浴室を利用できるよう配慮されている

キッチンから家族の様子がひと目に。左手には客間兼、将来の寝室を用意。1階で暮らしを完結できる

小学校5年と2年の兄弟の部屋は、完全な個室ではなく、間仕切りで分けたりつなげたりできるスタイルに。「本当に個室が必要な時期はそれほど長くないので、“その後”のことまで考慮しました」とご主人。進学や独立で部屋が空いた場合には、つなげて広く使うもよし、趣味の部屋などに転換するもよし。将来、結婚して同居となった場合のことまで想定されている。テイストも、いつまでも使えるようなシンプルなコーディネートでまとめられた。

将来のことを考え、2つの子ども部屋を用意。間に縄ばしごやブランコ、ウンテイがあり、雨の日ものびのびと楽しく過ごせる

二間続きの子ども部屋は将来壁で仕切って分けることができる。バルコニーに面して掃出窓を広く設け、クローゼットも2か所用意した

明るい日差しが入り、ポカポカ過ごせる広縁は、将来ペット室としても想定。床材は犬の脚にもやさしい素材を選んでいる。リビングとの間を仕切る扉は、大きなガラスの引き戸にすることで自然光を存分に活用