開放感あふれる空間にひ ときわ存在感を放つ天竜 杉の丸太柱は家族で選 んで伐採し、２年間天然 乾燥させたもの。美しい 床は無垢の杉を植物性 オイルで仕上げた圧密フ ロア。真壁はナラ材

天竜材と自然素材に包まれた吹き抜けのＬＤＫ。天竜杉の極太柱と梁に安心感を覚える。壁は全室とも珪藻土がメインで、ダイニングは吹き抜けに映える漆喰を使用して変化をつけた

見学会でも大好評だった 対面キッチン。一般的なＩ 型にするかＬ字型にする か迷ったが、義姉のアド バイスで、使い勝手のい いＬ字型を採用。造作の パントリーも十分の広さを 確保した

四季折々の庭の景色を楽しめる和室。天井はタモ、襖は和紙

日本旅館のようなしっ とりとした廊下は木の いい香りが漂う

ウッドデッキはアマゾン原 産のイペ材を使用。先人 の知恵を活かした長い軒 先は、夏は日差しを遮り、 冬は光を採り込む。昔懐 かしい縁側のような空間 でバーベキューや昼寝を 楽しめる

広いガレージは車庫兼スキーのチューニング場

“和の感性”を家全体で表現した落ち着きのある外観

家族が団欒を囲むダイニングを背後からそっと見守るように佇むスギの大黒丸太柱。「伐採体験ツアー」で天竜の山を訪れ、自分たち自身で選んだ丸太柱は、家族の一員ともいうべき存在だ

外装は、2階建部分はガルバリウム鋼板、平屋部分は杉板を張り植物系塗料で仕上げた。ベランダはアルミ製で防水工事なし。30年間ノーメンテナンスを目指した

小上がりの和室。桧の大黒柱が存在感を放つ。框には杉の丸太を使用

1階はどこか懐かしい真壁仕上げ。天井の杉板が土間との一体感を演出

稚内珪藻土で仕上げ、タテ格子を備えた趣きのある和の空間。 引出し収納付き。手前は存在感のある、杉丸太の大黒柱

土台と柱は天竜ヒノキ、天井と梁は天竜杉をふんだんに使った。床はペット対応のオリジナルフローリングを使用。吹抜けの開放感がありながら、夏涼しく冬あたたかい快適な住環境を実現

天竜材と自然素材に包まれた吹き抜けのＬＤＫ。天竜杉の極太柱と梁に安心感を覚える。壁は全室とも珪藻土がメインで、ダイニングは吹き抜けに映える漆喰を使用して変化をつけた

無垢材を惜しみなく使った室内は、アウトドア好きな夫婦にぴったりの山小屋をイメージ。8寸の大黒柱はヒノキのみがき丸太、床は天竜杉、梁はオクシズ（奥静岡）材、壁はパイン材。大屋根を採用したことで吹抜けと小屋裏が生まれ、平屋とは思えないほどの開放感がある

天竜杉の床とシラス壁が心地よいLDK。リビングの吹抜けや、キッチンの仕切りの筋交いが「抜け感」を強調し、 実際以上の広さを感じさせる

開放感あふれる登り梁のリビング。床と天井は天竜杉。折り畳みテーブル付きのダイニングテーブルとベンチは『石牧建築』の造作