４人家族の孫世帯の居住スペースは、勾配天井のLDKを南側に設け、家族がいつでもLDKで顔を合わせ、コミュニケーションが自然と取れる間取りをデザイン。リビングは畳敷きにして、ゆったり寛げる空間に

祖父母世帯の居住スペースは南北にやや奥行きを持たせ、長きに渡り慣れ親しんだ旧宅の動線や使い勝手を踏襲した間取りが特徴。主寝室とトイレとの距離感や、行き来がしやすい生活動線にも配慮し、これからの暮らしを考えた間取りが生活の質を高めてくれる

平屋の玄関を中心として、東側に孫世帯、西側に祖父母世帯の居住スペースを分けて配置。視界に収まりきれないほど幅広い外観は、数寄屋風の深い軒と軒柱が安定感と情緒を感じさせる

二世帯共有の玄関。玄関にシューズクロークを設け、靴やアウトドア用品をまとめて収納。玄関のすぐ隣に祖父母世帯のLDKが設けられている

旧宅の古材や建具を再利用した祖父母世帯のLDK。無節のヒノキの無垢床とも絶妙に調和し、重厚感と落ち着きを感じさせる

リビングの奥にキッチンスペースを設置。キッチンとリビングを仕切る造作のキッチンカウンターは、作業スペースを隠せる高さに設定されている

リビングに隣接した6畳の和室。雪見障子と広縁を設け、旅館の一室のように心安らぐ空間を演出

孫世帯のダイニング。勾配天井に架けた十文字の野物の梁は旧宅の古材を再利用したもの

親世帯のLDKはキッチン越しにダイニングにつながる。家事をしながら家族とコミュニケーションが取れるのが嬉しい

リビング空間を見渡せる対面式のキッチンで家族間のコミュニケーションもしっかりと取れる

2階は子世帯の居住スペース。高気密・高断熱＋パッシブデザインによって年中快適な温熱環境を実現。LDKに南側の窓から柔らかな光が注ぐ

玄関から別々にした二世帯住宅。子どもが二人いるMさん家族の居住スペースは二階建てになっている

家族が多い二世帯住宅にぴったりな広々した玄関。収納も充実し、“住まいの顔”である玄関がいつもスッキリ

平屋の玄関を中心として、東側に孫世帯、西側に祖父母世帯の居住スペースを分けて配置。視界に収まりきれないほど幅広い外観は、数寄屋風の深い軒と軒柱が安定感と情緒を感じさせる

見通しのいいオープンキッチンは、料理をしながらでも家族の顔を見て話をすることができる。「以前住んでいた家は壁付けキッチンだったので、子どもの顔が見えなくなるのがどうしても嫌だったんです。いつでも子どもを見守れるようになって嬉しいですね」と笑顔のTさん

天井高を2,600mmとし、ほっと寛げるLDKに。漆喰の壁は家族で仕上げた

LDKが一望できる対面キッチン。料理をしながら家族とコミュニケーションがとれる

キッチンからLDKと畳コーナーを見渡せるので、家族のコミュニケーションも取りやすい