仏壇を置く畳スペースは6畳の小上がりに。以前の家で使用していた欄間を天井にあしらい、明かり取りとして活用。天井付近にはキャットウォークを造作してもらった

子どもたちが独立し、夫婦だけで暮らすために考えた平屋は「手入れしやすくコンパクト」なことが大前提。天候に左右されず車に乗り降りできるよう、ビルトインガレージをオーダー。高い断熱性と換気システム、太陽光発電パネルのおかげで省エネ性も抜群だ

壁で囲まれた中庭は外からの視線を遮るプライベートガーデン。リビングからは大窓越しに青空と庭を眺められ、その開放感は想像以上だ。庭で愛猫をひなたぼっこさせたり、ソファに座りながらのんびり空を眺めたりとくつろぐ時間を過ごせる

リビングから水回り、寝室などすべての場所に行きやすく、適材適所の収納が使いやすい

ダイニングテーブルは置かず、カウンターで食事をするスタイル

中庭は9畳分の広さ。暖かな日には窓を開け放ち、自然を感じながら過ごせる

トイレや造作洗面台のある水回りなど、家の奥までいつも明るい

広々とした玄関はMさんの要望。大きな土間とアクセントにタイルを張った壁が印象的で、靴を履くのに便利なベンチも用意されている

玄関ホールからDKにはレッドシダーをあしらった天井が続き、スタイリッシュな印象に。格子やスリット階段にすることで室内の奥まで明かりが届く

3階は開放的なフリールーム。勾配天井の上部に明かり取りの窓を用意し、将来個室に仕切っても快適さをキープ

天井には勾配を付け、上部に明かり取りの窓を設けたことで、明るさと開放感を実現。床と天井には、室内でも自然を感じられるよう、心地いい無垢材を

階段下のデッドスペースを活かしてベンチを造作。明かり取りと同時に外の景色を楽しめるようにした。畳コーナーを設ける代わりに、このような座れるスペースを随所につくったのも気が利いている

16.5畳のLDKと接する6畳の和室。黒い天井と照明が個性的

ロフトに設けた5.6畳の書斎。造作デスクの下は収納。勾配天井で広く感じられる

玄関は土間とホールをあわせて約6畳程度もある、ゆったりしたスペース。「地域のお祭りの日にはお客さんに来てもらいやすいですし、ここから隣の客間へすぐ案内できて便利です」とご主人

ご主人が“おひとりさま”の時間を楽しむ書斎は3.6畳。天井まで届く大容量の本棚に漫画本がぎっしり

寝室はエンボス加工のシックな色調のクロスをアクセントに。天井まで届くハイタイプのドアで、縦空間の広がりを感じさせる。壁の上部に儲けたガラスのフィックス窓は、隣の空間への明かり取りの役割も

リビングとフラットにつながる6畳のテラスデッキは、バーベキューもゆったりと楽しめる。軒天井とリビングの天井を同素材の無垢板張りに。床も同素材のタイル張りにして、内から外への連続性を強めた