家づくり Q&A

窓が多い方が、少ない場合に比べて耐震性が下がるのは事実です。
段ボール箱に穴を開けていったら弱くなるのと全く同じです。
でも、かといって、窓の全く無い家など、誰も住みたくありません。
問題は、窓と窓以外の地震に耐える壁（耐力壁）のバランスと配置です。
それが設計者の「カン」みたいな無責任なものではなく、しっかりとした構造計算されたものであれば、
窓が多くても建物の角に窓があっても、問題はありません。
ただし、窓が多く上記のように建物の角に配置すると言った場合は、構造計算すると窓以外の部分に
負荷がかかり、壁の強度やその壁を構成する金物の強度がより多く求められてコストアップになることも
あります。
また、窓が多い場合は耐震性だけではなく、断熱性も低下します。
窓・壁は、必要な所に意味を持って配置するのが肝要ですね。