家づくりは、暮らしを見つめ直し、心の中にある“本当に大切なもの”に気づく機会をもたらす。S邸ほど、それを実感する家はないだろう。「分譲マンション暮らしで、戸建てには興味がなかったんです」。そんなご主人の言葉がにわかには信じられないほどに、S邸にはあたたかさ、大らかさ、そしてほのかな懐かしさがブレンドされた空間が広がる。希望やイメージを伝え、それが形になっていくうれしさも満足の理由。上高地に佇むロッヂのような山小屋風に。間取りは家族が快適に暮らせるよう工夫した。洗面＆洗濯室は広く、室内干しやアイロンもできる。忙しい朝の準備も渋滞しない。2階に水回りを集め、1階はオープンに。S夫妻の“こうしたい”を1つでも多く叶えるためのプランが提案された。入居して、もうすぐ3年。休日は庭でBBQを楽しみ、夏のロフトは花火の特等席に。この家でなければ得られなかった楽しさ、豊かさは、今後も増えていきそうだ。