踏み板はケヤキ、腰板はツガで造られた階段。丁寧な仕事ぶりがよくわかる

奥さまの要望でキッチンとダイニングを横並びに。配膳がしやすく、料理をしながら子どもの様子を見られる。キッチン奥にも通路を確保し、洗面室に行く動線を短縮。キッチンカウンターの中やパントリーなど収納も充分取れた

深緑色のガルバリウム鋼板が住宅街の中でも目を引く。軒裏に張った杉板や木目調の外壁で変化をつけた

駐車場を広く取るため玄関ポーチは平らにして玄関内で段差を設けた。カーブしたケヤキの框は木の形をそのまま活かし存在感を出した

クリの無垢床にツガの板張り天井を合わせたリビング。掃き出し窓は駐車場方向に向き、外からの視線が気にならない

リビングの天井に間接照明を設置。やわらかな光が板張りの天井を照らし、温かい雰囲気を演出する

2階ホールにブラックウォールナットのカウンターを造作。「部屋以外にも家族の居場所を作りたくて」というご主人の要望を叶えた

2階に設けたご主人の書斎。趣味のギターを弾いたり音楽を聴いたりできるように防音施工済み。オーディオやCDの大きさに合わせて棚を造作した

廊下奥の暗くなりそうな場所に設けられたトップライトが温かみと丁寧な仕事ぶりを感じさせる

ヒノキの手すりが生き生きとした空間に。階段の踏み板はケヤキで蹴込み板はスギを使用

よく見ると、階段の踏み板にはさまざまな無垢材が使われている。これも、コストを抑える片川社長の配慮

吹抜けのリビングイン階段。スケルトンにしたことで目線が抜け、より開放感が生まれる。手すり、踏み板も無垢材を使い、大工職人の手しごとで丁寧に仕上げた

2階の中央にあるスペースは当初、家族共用のライブラリーとして計画されていたが、現在は奥さまの仕事部屋に。主寝室やサニタリーにも近い、使い勝手のいい空間。階段の吹き抜けにも面してほどよく開放感もあり、ゆとりのワークスペースとなっている