行き来しやすいよう母屋のすぐ裏に玄関を

明るい素材にたっぷりの光が注ぐ高天井のLDKは、実面積以上の広がりを感じられる。「カウンターテーブルやソファなど、これからインテリアを考えていくのが楽しみ」と奥さま

木の香りが漂う爽やかな玄関ホール。スギ、ヒノキ、クリなど、適材適所で使われた木の表情もさまざまだ。半透明の造作ドアがLDKの気配と光を届けている

玄関収納は小さな子どもたちも出し入れしやすいオープンスタイル。傘やサーフィンで使うウェットスーツなども掛けられる。来客時はロールスクリーンで目隠し

Iさん夫妻が床材に選んだのは、耐久性があり高級材としても知られるチーク。木材の品薄や価格の高騰が話題になる前に『櫻 工務店』がストックしていた材料なのだそう

外壁はシンプルながらモダンなイメージのグリーン系金属サイディングに。断熱材が挟み込まれているため断熱効果が高く、メンテナンスもしやすい

手すりの親柱にはヒノキの芯去り材を。その名の通り木の芯を外しているため、割れや狂いが生じにくい。木に精通した櫻井さんらしい美しい造形だ

2階も子ども部屋まですべて床はチークで。巾木や窓枠、建具も手作り。子どもたちは２つの個室からそれぞれ自分の部屋を決め、好みのカーテンを選んだ

二人の娘さんたちが成長した時のことを考え、収納力のあるファミリークローゼットを。暗くなりがちな収納も北欧テイストの壁紙でキュートに

玄関ホールとLDK空間を仕切るのは、ヘイムスペイントのアクセントウォール。玄関のすぐ裏にスタディコーナーがあるため、帰宅後の流れで宿題にもスムーズに取り掛かりやすい

手洗いとトイレはリビングのすぐ隣に配置。行き来が便利なだけでなく、子どもの手洗いやトイレの世話もしやすい

新しく建替えた母屋と、もともとあった離れを和室と廊下でつなぎ、L字型の二世帯住宅に。雨でも濡れずに互いの住居を行き来できるようになった

母屋との行き来を考慮して、玄関の真正面に対面キッチンを配置。家族が帰宅した際も、「おかえり」と正面から笑顔で迎えられる。キッチンには造作家具が機能的に設けてあり、奥さまのこだわりが詰まっている

廊下や玄関ホールのスペースにゆとりを持たせ、行き来がしやすい動線を確保。壁際の棚には小物をオシャレにディスプレイ

玄関を入ってすぐの畳敷きのリビングスペース。杉板はあえて裏を表にして使用。手触りが楽しい

パントリースペースとの行き来がしやすく、料理がはかどるキッチン

寝室は少し落ち着いた色合いに。ウォークインクローゼットは扉なしで行き来しやすい

平屋ならではのメリットを活かし、広いながらも行き来がしやすく、暮らしやすい間取りが実現

テレビボードの裏は階段になっている。K邸は廊下がなく、リビングを通って1階や3階へ行き来する間取り