白×グレーの箱型のフォルムに、玄関ポーチの木部が際立つ外観。格子戸をくぐり抜けると、玄関までの間に6畳程のポーチ空間が広がる。ポーチの上部は吹き抜けになっているので中庭風に利用でき、子どもの遊び場としても活躍する。Ｎ邸の敷地は、南側と東側に２階建ての家がすでに建っていたため、計画当初は日当たりが見込める要素がない状態だった。それに対して建築家が提案したのは、あえて南側いっぱいに建物を配置すること。玄関ポーチだけでなく、リビングにもできる限り大きな吹き抜けを設けたことで、室内の日中の日当たりを確保し、明るく開放的なLDKを実現。また、玄関のシューズクロークと納戸、食品庫を一列に繋げ、買い物帰りに便利な動線も確保した。収納も適所にたっぷり設けてあり、LDKをすっきり・キレイにキープできる。「休日には明るく広々としたリビングで、撮りためたドラマを観ながらゆったり過ごしたい」という夫妻の理想通りの暮らしが叶った。