家族で泊まった箱根の老舗ホテルの「唐破風（からはふ）屋根」が気に入って、新築に取り入れたいと思った奥さま。唐破風とは中央部を凸型に、両端部を凹型の曲線状にした日本の伝統建築の一つで、由緒ある寺院仏閣や歌舞伎座などに採用されている。どの住宅会社に問合せてもノウハウがなく諦めかけていたところ、城郭に関心が高い『スカイグラウンド』の後藤社長だけが「できますよ」と寄り添ってくれた。完成した住まいのテーマは「明治の洋館」。気品豊かな外観のイメージに合わせて、室内も素材とインテリアにこだわってレトロモダンなテイストでコーディネート。無垢材と自然素材をふんだん使いながら、要所要所でステンドグラスや欄間、天井画を採用し、アンティーク調の落ち着いた空間に仕上がった。また、同社ならではの高い断熱・気密性能と気の利いた家事ラク動線が4人の子育てに追われる夫婦の負担を軽減するとともに、光熱費も抑えてくれる。「後藤さんと出会わなかったら、家を建てなかったと思います」と語るほど、夫婦の満足度は高い。