夜は灯りに照らされて昼間とは異なる表情を醸し出す。同社の建てる平屋は実用新案取得のパネル工法を採用。従来の木造軸組工法と比べて壁倍率が3.3倍、屋根倍率が2.8倍、床剛性は3.7倍を誇り、地震に強く、大空間・大開口を実現できる

庭の緑に映えるコンパクトな平屋建て。通常、2階建てと同程度の面積の家を平屋で建てる場合、基礎と屋根の面積が2倍となり、それだけ費用がかさむことになる。同社の平屋では実際の面積は1.5倍程度に抑えつつ、設計の工夫で数字以上に広さを感じられる空間を確保している

天井の梁組みが見事なLDKの大空間。小屋裏まで視線が抜けるので、どこにいてもお互いの気配を感じ取れる。対面キッチンの腰壁には飾り棚コーナーを設けて、夫妻が集めたガラス製品をディスプレイ。キッチンの奥にはパントリーがあり、食器や調理器具、ストック食品などをスッキリ収納

生粋の木の香りに包まれた端正な玄関。格子戸や玄関ホールのニッチ、間接照明をアクセントに活かし、高級旅館のような風情を醸す空間に

勾配天井と大開口が開放感をもたらすリビング。冬は薪ストーブの暖かさが家中に伝わり、薄着で過ごせるほどの快適さ。薪ストーブの裏には小屋裏に通じる階段がある

小屋裏は夫妻の趣味のスペースや子どもの家族が遊びに来たときのゲストルームとして利用。楽器を演奏したり、窓から外の風景を眺めながら読書をしたり、お気に入りの陶芸コレクションを飾ったりと、夫妻の「好き」が詰まった空間

間接照明が映える和モダンテイストの寝室。木の香りに満ちた体にやさしい空間で、毎日快眠できる

トイレは床も腰壁も無垢板張り。塗り壁にはカーブを付け、間接照明を仕込んで、端正かつ優雅に演出

無垢材を使用した木造3階建ては、軸組に金物を使った在来工法＋プロウッド工法で実現。3 階の広いバルコニーでバーベキューをするのが夢

マンションに比べてはるかに大きな空間が広がるため、強さや快適性も重要なポイント。木造軸組工法とパネル工法を組み合わせたハイブリッド工法が災害への強さを発揮。構造体を含めて室内をすっぽり包む外張り断熱が高気密・高断熱を実現

大開口の空間を実現するため、当初予定していた木造軸組工法から重量鉄骨ラーメン構造へ切り替えて設計した。細部までデザインされ、趣味の良さを感じさせる空間に仕上がっている

木造軸組工法で、この大空間を実現。最高等級の耐震性3を満たし、長期優良住宅の基準もクリアする。冬は床暖房がクリーンでほどよいぬくもりを提供し、夏は心地いい風が抜けていく

1階にバイクガレージが欲しかったので、LDKと水回りは2階に配置。アップルピン工法により、木造軸組工法よりも頑丈で広い空間が取れた。プライバシーを守りながら、光と風を確保できて、夏も冬も快適に過ごせる空間が実現

骨太軸組に耐震パネルを組み合わせた「木造モノコック構造」を採用。全棟、構造計算も実施されているので安心も大きい。建具や階段にも自社大工の手技が活かされている

高気密・高断熱の2×4工法に加えて高性能な断熱材を使用。さらに、窓に用いたアルゴンガス入りのペアガラスは単板ガラスに比べて約4.6倍の断熱効果がある

強さや快適性も依頼先選びの重要なポイントだった。同社では木造軸組工法とパネル工法を組み合わせたハイブリッド工法を採用。柱と壁で支える双方のよさが活かされ、災害への強さを発揮する。空間をすっぽりと包む外張り断熱による優れた気密性・断熱性も大きな魅力。家全体が一定の温度に保たれ、建物の傷みの原因となる結露も防ぐ

従来の木造住宅の概念を超えた6m×6mの大空間リビング。ソファ以外でも寛げるように設置した小上がりの畳コーナーは、子どもたちのスタディコーナーにもなる

部屋と景色が融合したような 見晴らしのいいLDK。柱や梁を むき出しにする真壁づくりの家 は、従来の木造住宅の約1.5 倍の木を使う。フローリングにも 無垢材を活用するため、木が温 度や湿度を調整してくれる