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遠州の小京都とうたわれる森町は、ゆたかな自然に恵まれた風光明媚な町。ご主人はこの町で生まれ育ち、家族と暮らすマイホームを実家の隣地に新築した。
Kさん一家の休日は、朝から賑やか。子どもたちはテラスでキックボードに乗ったり、追いかけっこしたり。その様子をキッチンから奥さまが笑顔で見守る。ご主人は家族時間の合間を縫って、書斎で祭りの篠笛作りに精を出す。「山に竹を採りに行くところからやって、相当な熱の入れようなんですよ(笑)」と奥さま。もちろん、地元の祭り自体にも積極的に参加するご主人。篠笛作りも祭り仲間の影響で始めたものだし、家づくりも祭り仲間の現場監督の勧めで同社に依頼したという。
新居の間取りをプランニングしたのは奥さま。「内と外を気軽に行き来できるようにしたくて」と、建物をコの字型にし、その中心にテラスを配置。リビングと和室のどちらからも出入りでき、アウターリビングや子どもの遊び場、DIYなど多目的に利用している。ナチュラルモダンな室内を個性豊かに彩るのは、リビングや和室の創作建具。特に、和室に用いた千本格子と組子細工の建具はため息が出るほど美しい。一方、室内は外断熱+内断熱のW断熱と床下暖房「スラブサーモ」により年中快適。「旧宅は冬がとても寒かったのに、今は冬でも子どもたちが半袖で過ごすほど暖かいです」とご主人。快適かつ開放的な住まいで、地元・森町と和の伝統美に寄り添いながら、自分たちらしい暮らしを愉しんでいる。
和の趣きを取り入れたLDK。造作の格子戸が端正な美しさをもたらしている。リビングの掃き出し窓を開けるとテラスと室内が一体化し、いっそうの開放感。ハイブリッド断熱+スラブサーモ(床下暖房)で夏は涼しく、冬は暖かい
建物に囲まれたテラスはアウターリビングや遊び場など多目的に活躍
キッチンとダイニングテーブルを一列に並べて配置。正面に和室があるので、気の利いたおもてなしができる
テラスと自由に行き来できるリビング
黒で統一した箱型の外観。愛車のオールドカーとも相性抜群
玄関の真正面にある固定窓からテラスが見渡せる
2階の書斎で祭りの篠笛作りに精を出すご主人
リビングの奥にある洗面台は、営業担当の藪下さんの提案を採用
高級料亭のように端正な和室。千本格子と組子の建具は静岡の名工の手によるもの。座敷の奥には玉砂利が敷いてある
森町で生まれ育ったご主人は、この町が大好き。祭りにも積極的に参加し、幼なじみが家に集まる機会も多い。同社を紹介してくれたのも祭り仲間だった。
フリーライター