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木材を大工さんが手刻みで加工するのと、
工場などで行われるプレカットではどちらが良いのでしょう?
大きな違いはありますか?
長い時間が経過すれば「手刻みの方が締まる」というようなことも聞いたのですが。
こんにちは㈱旭建設の遠藤と申します。
手刻み加工とプレカットのどちらが良いのか?と言うご質問でしたので、お互いの
良し悪しについてご説明申し上げます。
■手刻み(大工の感や経験)
【良い点】/墨坪片手にノコギリとノミにて古民家などを再生リフォームなどをし
たり、味わい深い木材を年輪や向きなどを数百年受け継がれる技術を
もって建物を完成させてくれるでしょう。
【悪い点】/墨出や加工3か月、大工1人の腕にて完成するのですから着工から1年
以上かかる事も多々御座いまして、工期が長引く事や日程が
大工任せなどとなり、住宅ローンなどを併用される方には不向きな工法
かもしれません。
また、個人大工がこうした手法を用いる為、10年保証など保証会社か
らの保証を受けれない事もあると考えられます。
もちろん、金額も日数+腕利き大工を1年以上確保する訳ですから、
それなりのご覚悟をお願い致すしかありませんね。。。。w
■プレカット(工場加工)
【良い点】/ミリ単位の加工が現在の技術では可能な上に、40坪前後の建物の木材の
加工であれば1日で完成させる事が最大のメリットと思われます。
工期短縮は建築にあってはコストダウンに繋がる一つとなるので、短縮
してはならない基礎の養生期間などとは違い、現在技術を最大限に
生かすことがお勧めです。
近年の住宅建築において、80%以上の建物がプレカットによって
建てられる訳は、弊社を含め工程表をお施主様に提示し、契約書に
基づいた工期、金額、保証をお約束出来るので、お客様に安心して工事
を見て頂く事が出来る事だと思います。
【悪い点】/私自身40代と言うこともあり、刻みの職人もプレカットのみの職人とも
仕事をさせて頂いた経験がありますが、細かい納については
圧倒的に刻みを主にした職人の方が技術力は高いと感じます。
特殊な木材や旧家のリフォームをする時などは技術力や経験が豊富の
職人に頼まなければ、納める事が出来ない現場もございます。
◎上記の様に共々、長所、短所は御座いますが、手刻みだからプレカットだからと
言って仕上がりに大きな影響は無いと考えておりますが、
特殊な加工・素材がある場合は刻みなどの可能な宮大工を、
工期や保証など安心をお求めの場合はプレカットをおすすめいたします。
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