「外壁は塗り壁に」という特殊な条件のある敷地だったが、実績ある同社が問題なく対応。飽きのこない表情に仕上がった。道路から室外機が見えないよう配慮も

LDKは吹き抜けの開放感、木のぬくもり、優れた性能が融合し、居心地がいい。大らかな空間だが、地震への強さは大前提。採用する耐震設計技術を用いた工法は耐震等級3をクリアすることに加え、万が一地震で全壊した場合には建替え費用の一部を最高2,000万円まで補償する「耐震補償」が付くなど、地震に負けない暮らしをサポート

家族が自然に交差する間取り、子どもたちの作品展示にもピッタリな造作カウンター、宿題に活躍するスタディコーナーなど、楽しく安心して子育てできる工夫が満載

南側に設けた吹き抜けからたっぷりの光を取り込む。優れた性能に加え、シーリングファンで空気を攪拌することで、エアコン1台で家中快適

キッチンも空間のテイストに合わせ、ナチュラルに。カップボード上部には造作棚を設置。パントリー入口はRの垂れ壁とした

玄関〜キッチンの動線上に配した洗面台は、奥さまの希望でタイル張り＋モルタル調に。大きな鏡で朝の準備もスムーズ

脱衣室を兼ねたランドリールームの隣には、ファミリークローゼットをレイアウト。洗濯〜干す〜畳む〜しまうという一連の流れがコンパクトなエリアで完結

キッチンと洗面室の間に位置するパントリー＆家事室は家事の合間に一息ついたり、読書したりできる、奥さまの隠れ家的空間

縦長の北面道路という敷地条件を活かして、家の南側にウッドデッキを配置。子ども達が道路に飛び出してしまう心配もない

外観はカリフォルニアスタイルをベースにしつつ、希望した通りの上品な表情に仕上がった。同社の提案により、外壁の張り方にもひと工夫。道路からよく見える場所にのみ重ね張りを採用し、ほかの部分は一般的な張り方にすることで、見映えとコストを両立させている

「家らしくなく、カッコよく、ずっと飽きの来ないシンプルなデザインで」という夫妻の希望を叶えた印象的な外観。奥行きのある細長い敷地を巧みに活かし、道路側に店舗を、東側に住居を配置。店舗は外部から直射日光が入りすぎないように窓の位置にも配慮がなされている。「プライベートと仕事の両立、それが何よりも家族の幸せに繋がる。家族とともに楽しめる住まいが実現しました」と語るのは女性建築家の内山里江氏