親戚が集まる機会も多いS邸。玄関土間も広くして来客が出入りしやすい空間を用意した。ベンチも造作で設けて年配者にも優しい配慮が

無垢の木が持つ柔らかでグラデーションのあるブラウンが印象的なLDK。塗り壁のクリーム色、ライトグレーの3色に色味を抑えて、永く住み継げる飽きのこないデザインに

広い敷地を活かしてゆったりとした平屋に。大きな窓は自然の風を取り入れたいというご主人の希望で実現。冬は暖かな日差しがたっぷりと入る

深い軒と濡れ縁のようなデッキ。伝統的な日本家屋の良さを現代のデザインで取り入れたウッドデッキは、リビングの続きとして、また四季で表情を変える庭とも融合し、家族の時間を豊かにする

玄関右手を進んだ家族専用の動線。シューズクロークには、ご主人が選んだアイアンのフックを取り付けてもらった

仏間を設けた和室は小上がりに。大人数がリビングに集まる時に、腰掛けとしても便利な高さ。垂れ壁を付けゆるやかに空間を仕切るアイデアや下部の引き出し収納は、松下さんのアドバイスを取り入れた

モザイクタイルがかわいい造作洗面台。娘ふたりが年頃になった時を想定して広めにした。オープン棚は取り外し可能。椅子を置いてドレッサーのようにも活用できる

キッチンの背面に用意したファミリークローゼット。ウォークスルータイプで回遊動線の一部に。衣類や季節外の家電などがたっぷり収納できる

息子さんご夫婦、お孫さん、親戚と、ことあるごとにたくさんの人が集まるK邸。長さ4mほどのベンチや小上がりの和室、無垢の床などで寛ぎの空間を実現した

1階DKは家族の動線とお客さんの目線に配慮して計画。親戚が集まるときには和室も一体化できるよう、建具にもひと工夫

友達が多く集まるY邸。料理中の手元が見えないよう、あえて高さのあるカウンターを造作

子どもが成長してもゆったり食事ができる大きなダイニングテーブルが、LDKの主役。親戚が集まるときには、大人6人がゆとりを持って着席できる。背もたれのあるベンチはソファ代わりにも

玄関ホール、キッチン、ランドリールームの3方向から出入りできるパントリー。暮らしやすさを追求した動線や収納もS邸の魅力だ

本家で人が集まる機会が多いので、8畳×二間続きの和室を設けた。この部屋だけ無垢の柱と梁を現しにした真壁づくりで、壁は調湿効果の高い珪藻土を採用した

窓から柔らかな陽射しが注ぎ、無垢の床の温もりが心地よいLDK。広さは20畳あり、構造現しの天井が存在感を放つ。人が集まる機会が多いので、ダイニングテーブルは丸テーブルをセレクト

「森の中の隠れ家的一軒家」という表現がぴったりのS邸。1階の周囲をぐるりと回るウッドデッキで弁当を広げ、家族と親戚でお花見をするのが恒例行事となっている

来客が多いため、人の靴を踏まなくても済むようにと広い土間を採用。土間からリビングにも和室にも行けて便利。庭から直接出入りすることもできる

オリジナルのキッチンと収納棚。年に数回、親戚が25人程集まる機会があるため、ミーレ社製の大型の食洗機を採用した。オリジナルの吊り棚にはワインバーのようにワイングラスを吊るしておけるようになっている