谷崎潤一郎の名著「陰翳礼讃」を思わせる、障子からの淡い光に癒やされる。ぽってりとしたガラス製のペンダントライトは、建築家・中村好文氏デザインの「PERA」。障子、丸テーブルとの相性もぴったり

勤務先に近くて、なおかつ自然に恵まれた絶好のロケーションに建つO邸。飽きのこない平屋の外観が夫婦のお気に入り。『ぴたはうす』恒例のイベントである、植栽を家族みんなで手伝って家づくりの思い出に

高気密・高断熱・地熱利用換気システムにより、少ないエネルギーで夏も冬も快適に過ごせる

木のぬくもりに包まれたLDKと小上がりの和室。やさしい肌触りのフローリングは無垢の杉板で、天井、梁、キッチンの面材とともに飴色に変化していく

重厚感のある石畳と植栽が織りなす風情豊かなアプローチ。最初のプランに外構計画も含まれているので、予算オーバーの心配がなく、建物と庭がバランス良く融合した住まいを実現

昔懐かしい縁側のようなウッドデッキ。天気のいい日はここにテーブルを出して朝食を楽しむ。深い軒が夏の直射を遮り、太陽高度の低い冬はキッチンまで光を届ける

造作の洗面台は使い勝手も抜群！

土間収納のある玄関。キッチンor洗面コーナーの2方向へアクセスできる

キッチンの作業台はオリジナル造作。シンプルなデザインのペンダントライトは建築家・中村好文氏デザインの「PERA」

大きな開口部からたっぷりの光が差し込むLDK。高台立地なので、風もよく通り抜ける。ダイニングのぽってりとしたペンダントライトは人気建築家・中村好文氏デザインのPERA（ペラ）で、ナチュラルな空間のアクセントになっている

2F子世帯のダイニングキッチン。ダイニングテーブルのセレクトにセンスが光る。控えめでぽってりとしたガラスのペンダントライトは人気建築家・中村好文氏デザインの「PERA」

外と内のつながりが心地いいリビング。和も感じるペンダントライトは建築家・中村好文氏デザインの「PERA」

障子からの淡い光に癒やされる和室

後藤社長のお義父が描いた十二支の天井画を採用した和室。レトロな照明、欄間、障子との相性もぴったり

天井をあえて低めに抑えたリビング。障子からこぼれる淡い光に癒やされる。床と天井に杉板を貼り、無垢の手触り、質感、香り、経年変化が暮らしていくうえで楽しめそうだ

豊かな自然の景色を楽しむために大きな開口部を設け、さらに吹抜けを採用したことでより開放感が生まれたLDK。高窓の障子から漏れる淡い光もポイント。地元天竜産の杉をふんだんに使い、柱と梁をあえて見せる真壁づくりの空間に癒やされる